日本共産党豊平区市政相談室長池田ゆみ 池田ゆみのうごき、まちの話題をお伝えします 草の根のとりくみやまちの話題を庶民の目線で伝えたい

池田ゆみからのニュースと話題

Since 2006/10/23
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ニュースと話題

高すぎる国保料の引き下げを

12月市議会に向け陳情署名始まる

高すぎる国保料を引き下げて欲しい。切実な要望に、札幌社会保障推進協議会が呼びかけ団体となって、12月の札幌市議会に向け、国保料引き下げを求める陳情署名が始まりました。

年々重くなる国保料

国保世帯の平均所得と所得に占める国保料の割合の推移国保世帯の平均所得と所得に占める国保料の割合の推移

景気の低迷、年金の切り下げなどで所得が減少する一方、消費税増税、ガソリンや食料品の値上がりで、生活は苦しくなる一方です。国民健康保険は自営業者や非正規労働者、年金生活の方々の命を支える保険ですが、保険料負担が重くのしかかってきています。

保険料は据え置きで上がっていないと言いますが、所得は20年前と比べて半減しており、保険料負担は所得の14.5%と倍増しています。

高い札幌市の国保料 国庫負担が削られたため

政令指定都市の国保世帯所得(基礎控除後)と国保料の割合(2012年)政令指定都市の国保世帯所得(基礎控除後)と国保料の割合

所得に占める札幌市の国保料の割合は20の政令指定都市の中でも、熊本に次いで第2位と高い比率です。

他の健康保険と比べても、国保は協会けんぽ、札幌市共済よりはるかに高い額となっています。

なぜこんなに保険料負担が重くなったのか。それは国庫負担が減らされてきたからです。総医療費の45%を国が負担していたものが、1983年に38.5%に減らされ、2012年度には24.1%にまで減らされてしまったからです。

財源はある

札幌市は、国保会計の赤字解消のため2007年度には280億円を一般会計から繰り入れていましたが、赤字が解消したからと2012年度には繰り入れ額を180億円に減らしました。繰り入れ額を減らさなければ、一世帯当たり3万円の国保料引き下げができました。

また、札幌市はここ数年40億円近い額を余してきました。余った額は一般会計に戻してしまいましたが、戻さないで使えば、一世帯当たり1万円の引き下げができました。

国保世帯だけに税金を使えないと言うが

札幌市は、一部の市民のために税金を投入できないと言いますが、国保は年金生活になれば誰でも加入するものです。必ず全市民が一度は加入する保険です。

加えて、国保の加入世帯は全世帯の1/3を占めており、決して一部の市民ではありません。

まずは市が引き下げに踏み出すことを

請願署名には、いくら引き下げるという金額は入っていません。呼びかけ団体では、引き下げて欲しい金額は人によって様々であるが、まずは市が引き下げることに足を踏み出すことを大きな目標とし、この一点で多くの市民の賛同を得たいとしています。

また、11月末までに国保世帯の1割以上の署名を集め、12月議会に提出するとしています。

日本共産党も、この署名に積極的に取り組むこととしております。署名簿やビラは地区委員会にありますので、活用ください。地区委員会に連絡いただければお届けします。

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憲法・平和では評価できても住民を守る役割は放棄

日本共産党や民主団体で構成する「明るい札幌市政をつくる会」は、4日、来年の市長選に向けて、市政を検証するシンポジウムを開催しました。福祉や労働、業者などの団体から、現在の上田市政をどう見るかについて報告がありました。

憲法や原発、公契約条例の制定について、「現市長が市民の要請に耳を傾けるスタンスを持ち、憲法・平和を守る姿勢を取ったことは評価できる」との報告がありました。

しかし、暮らしに関わっては、徴税強化、国保、生活保護行政での後退などが指摘され、「自治体として、住民の安全・福祉を守る役割を放棄している」との報告もなされました。

参加者からは、「『お金がない』という言い訳をさせない論議が必要」、「大型開発はどうなのか」などの発言があり、活発な議論が交わされました。

来年の市長選に向けては、上田市長は不出馬を表明し、自民党が本間氏を推薦、副市長だった秋元氏が経済界の一部から要請を受け、民主党からは距離を置く形で出馬する見込みとされています。

本間氏や秋元氏では、現在の上田市政からの後退は明らかです。市民の立場に立った市長候補が求められていますが、「つくる会」では、今後もどういう市政をめざしていくのか、学習会や意見交換を進めていくとしています。

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道議会に向けて意見交換

「明るい革新道政をつくる会」(明るい会)は3日、市内で「道政問題懇談会」を開催し、9日から始まる道議会に向けて意見交換を行いました。この懇談会には真下道議を始め、来年の道議選の予定候補、労働組合、民主団体の代表が参加しました。

黒沢代表委員(道労連議長)は、憲法改悪や原発再稼働問題で、道民の怒りが広がっているとし、「来年の一斉地方選挙も視野に入れて、力をあわせて道政を前に進めたい」と述べました。 真下道議は、集団的自衛権の行使容認について高橋はるみ知事に見解をただしたのは日本共産党だけだったことを紹介。「電気料金値上げ反対運動を、泊原発再稼働を許さない闘いと結びつけることが大切」としました。

教組の代表は、道教委による高校社会科授業への介入問題や、全国一斉学力テストの結果公表により拍車がかかる競争教育への懸念について報告しました。

福祉保育労組からは、子育て・保育新システムに移行する問題で、市町村の対応の遅れに、保護者から不安の声が上がっていること、自治体の負担増や人員不足などで移行ができない施設があることなどが紹介されました。

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メヒシバ

メヒシバ 夏の雑草の代表です。路端や畑などに、気づかないうちにいつの間にか繁茂しています。

今、数本の細い枝が開いた穂を付けています。穂の姿からは弱々しい感じを受けますが、下の方の茎は地表を這って節から根を出し地面にへばりつくため、なかなか引き抜けません。

名前の由来は「雌日芝」で夏の暑い日差しの所でもよく繁茂する草という意味です。「雄日芝」もありますが、これは北海道にはありません。

粗剛な感じのするオヒシバに対して弱々しく見えることから、雌と名付けられていますが、どうしてやっかいな雑草です。

北海道は涼しいのでそれほどではありませんが、本州では暑い夏の畑の雑草取りで悩まされる草です。

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14年09月14日付「豊平区新聞」より