日本共産党豊平区市政相談室長池田ゆみ 池田ゆみのうごき、まちの話題をお伝えします 草の根のとりくみやまちの話題を庶民の目線で伝えたい

池田ゆみからのニュースと話題

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ニュースと話題

「生活保護併用可」周知を

真下道議、道に求める

道内非正規労働者 年収200万円以下

道に要請する真下道議
道に要請する真下道議

総務省の就業構造基本調査(2012年度)によれば、日本の非正規労働者は2千万人を突破しました。北海道では96万人余りと、10年前比べて、16万人も増えています。

日本共産党の真下紀子道議は3日、道議会経済委員会で、「道内の非正規労働者は、男性で64%、女性で90%が年収200万円未満となっている。不安定な雇用が結婚や出産をちゅうちょさせ、少子化に拍車をかけている」と指摘。「働いた賃金で最低限度の生活を維持できない場合、要件を満たせば生活保護との併用ができる。このことを周知すべきだ」と道の取り組みを求めました。

さらに、「北海道は生活保護費より最低賃金が低い『逆転現象』が全国の都道府県で唯一残されている。国に最低賃金の大幅引き上げを求めるべきだ」と迫りました。

道側は「働いていても、生活保護制度が活用できる」との認識を示し、「フリーダイヤルの労働相談ホットラインを開設しており、賃金と生活保護の併用に関する労働相談員のQアンドAを作成する」と答えました。 また、「最低賃金の引き上げに伴う企業ヘの支援を国に要望している」と答弁しました。

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公契約条例市が見直し検討

宮川市議
宮川市議

2日、札幌市議会財政市民委員会が開かれ、継続審議となっている公契約条例案について、議論がされました。

市は、公契約条例案について、「見直しを検討している」とし、議会に提出した条例案を見直すために、「撤回することも検討している」としました。

日本共産党の宮川市議は、札幌市がすでに発注した7つの工事賃金の実態について問いただしました。宮川市議は、「札幌市が発注した工事において、国の公共工事の標準的賃金と比べて、80%未満の人が20%もいる。最も低い人は、何%だったのか」と質問しました。 答弁は、驚いたことに「40%台の人が何人かいる」ということでした。官製ワーキングプア以外の何物でもありません。

宮川市議は、「北海道の最低賃金は依然、生活保護水準以下である。公契約条例案を見直すために撤回するということだが、再提出することを前提とすべきだ」と、訴えました。

札幌市の公契約条例案は、いったん撤回されるかもしれません。しかし、手直しを加えて、官製ワーキングプアを解消するために、必ず可決させなければなりません。

そのために、日本共産党市議団は全力で頑張っていきます。

公契約条例

札幌市の発注した工事や委託業務で働く人の賃金を、一定水準以上とすることを義務付ける条例。市の発注単価も、それに見合う額を保障するもの。

※ 条例制定を求める会の署名は9月市議会開催中に提出します。

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生活保護の切り下げやめよ

不服審査請求 17日に提出

8月から、物価下落を理由に、生活保護費の切り下げが強行されました。円安で食料品やガソリン・灯油は値上がり、9月からは電気料金も値上げと、むしろ物価が上がっています。

こうした中での保護費切り下げは不当と、道生活と健康を守る会連合会(道生連)では、生活保護制度を良くする会を発足させ、1千人を目標に不服審査請求を進めています。豊平区生活と健康を守る会でも、審査請求を進めており、すでに40人あまりの方が準備をしています。

生活保護制度を良くする会では、9月17日午後1時半から、札幌エルプラザ3階ホールにて全道審査請求提出集会を開きます。集会では、全道から審査請求書を持ち寄り、審査請求人からの訴えの後、審査請求書を提出します。

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「自衛隊違憲判決」から40年

長沼判決40周年記念集会 「自衛隊は憲法違反」との判決を下した「長沼判決」から40年を迎えた7日、当時の弁護団であった内藤功弁護士(元日本共産党参議院議員)を迎えて記念集会が札幌で開かれました。

内藤弁護士は、「平和的生存権を具体的な権利として位置づけた判決の意義は非常に大きい。安倍政権はおごりと焦りの暴走が目立ってきたが、改憲を許さない大きな流れを作りましょう」と語りました。

また「自衛隊のイラク派兵を憲法違反」と判断した2008年の名古屋高裁判決の弁護団であった川口弁護士は、「判決を勝ち取れたのは長沼判決を武器にしたからです」と話し、長沼判決が今も大きな意味を持っていることを示しました。

畠山和也党道政策委員長は、この集会に参加し、その感想を自らのブログに、「裁判で 見せた良心 時を越え」と載せています。

長沼判決

北海道長沼町に、航空自衛隊のミサイル「ナイキ」発射基地を建設するため、保安林を伐採することは違法と町民が訴えたもの。札幌地裁は「自衛隊は憲法違反」として保安林伐採を認めなかった。判決を下した福島裁判長は「違憲判決」を出さないよう様々な圧力をかけられました。裁判はその後、高裁、最高裁で憲法判断を回避して住民の訴えをしりぞけました。

この判決は自衛隊の違憲・合憲を判断した唯一の判決となっています。

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キバナコスモス

キバナコスモス 9月も半ばとなり、あちこちでコスモスが咲き乱れていますが、キバナコスモスも近頃では多く見られます。

花の色は黄色からオレンジ、朱に限られており、ふつうのコスモスのように白やピンク、紫などはありません。葉もコスモスのように細くはなく、一見すると春菊の葉のようです。花は一重咲きと八重咲きがありますが、八重咲きが多いようです。

メキシコ原産で、花はコスモスより早く、夏の初めから咲き始め、花の時期は長いです。

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13年09月15日付「豊平区新聞」より