日本共産党豊平区市政相談室長池田ゆみ 池田ゆみのうごき、まちの話題をお伝えします 草の根のとりくみやまちの話題を庶民の目線で伝えたい

池田ゆみからのニュースと話題

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ニュースと話題

最賃734円は安すぎる

「逆転現象」解消されず、道労連異議申し立て

北海道地方最低賃金審議会は8月21日、2013年度の最低賃金を15円引き上げて734円とする答申を出しました。しかしこれでも、生活保護を下回ります。

時給1000円以上への道筋を

道労働局に異議申出書を提出する黒沢道労連議長と出口憲次事務局長
道労働局に異議申出書を提出する黒沢道労連議長と出口憲次事務局長=8月29日、道労働局

北海道の最低賃金は、2008年の時給667円から毎年10円以上引き上げられて来ました。しかし、今年の答申どおりに引き上げて、734円となっても、生活保護の道内平均741円より7円低いままです。最低賃金が生活保護を下回る「逆転現象」は解消されません。東京や大阪など11都道府県で逆転現象が起こっていましたが、北海道を除く他の都府県では最賃の引き上げで逆転現象は解消されます。

こうした答申に、北海道労働組合総連合(道労連)は、8月29日北海道労働局長に「異議申し立て書」を提出しました。

道労連の黒沢議長は、「労働者が働いて自立し、子供を産み育てていくことができる収入を得ることは、日本社会を持続的に維持、発展させていくために必要不可欠だが、時給734円では実現できない。その上、答申は生活保護との逆転解消を先送りしたものでとうてい納得できない」と指摘し、時給1000円以上へ引き上げていく道筋を示すような大幅な引き上げを行うよう求めました。

この意義申し出を受け、北海道地方最低賃金審議会での審議を経て、最終的な最低賃金の改定額が決まります。

真下道議ら厚労省に要請

政府側(手前)に要請する(左から)森、紙、大門、真下、畠山の各氏
政府側(手前)に要請する(左から)森、紙、大門、真下、畠山の各氏

日本共産党北海道委員会と道議団、紙智子、大門実紀史の両参議院議員らは8月26日、東京で、北海道にかかわる重要課題で政府への要請と交渉を行いました。これには真下紀子道議、畠山和也道政策委員長、森英士道国政相談室長も参加しました。

この中で真下道議は、北海道の最賃について、「非正規雇用も増加し、生活できない労働者が多数いる。北海道は中小企業も多い。来年度に解消できるのか」とただしました。これに対し、厚労省は「政府の経済対策でも賃金引き上げは重要課題。中小企業支援へ、来年度予算で拡充する方向で検討している」と回答し、他省庁との連携強化を約束しました。

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レッドパージ反対運動は憲法を花開かせるたたかい

8月31日、元日本共産党衆議院議員の松本善明弁護士を招いて、市内で「レッドパージ反対運動の現代的意義」と題する講演会が開催されました。

松本弁護士は、「憲法97条に定められた『思想信条の自由』、『結社の自由』を侵害したのがレッドパージ。憲法97条全部をなくしてしまおうというのが自民党の改憲案。被害者の名誉回復と補償を求める私たちの運動は、被害者救済にとどまらず、憲法を花開かせるたたかいでもあります」と運動の意義を強調しました。

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家庭電気料金月313円値上げ

原発依存を進めたことこそ問題

9月1日から北電の家庭向け電気料金が、政府の認可を受け平均7.73%値上げされました。平均的な家庭で、月313円の値上げになります。このところ、ガソリン、灯油も高値止まりとなっており、値上げは家計に深刻な影響を与えます。ところが、新料金は今年12月以降、泊原発が順次再稼働することを前提としたものであり、北電の川合社長は、「予定どおり再稼働できない場合は、再度の値上げもあり得る」としています。値上げがいやなら、泊の再稼働を認めろと言わんばかりです。電力を原発に依存してきた北電こそ問題です。また、それを推進してきた自民党道政を許すわけにはいきません。

「原発のない北海道の実現を求める署名」を100万人集め、高橋知事に突きつけ、泊原発の再稼働をやめさせましょう。原発に代わる再生可能な自然エネルギーへの転換を迫りましょう。

国の借金を増やしてきたのも自民党、原発を推進してきたのも自民党。その付けを電気料の値上げ、消費税の増税で庶民に押しつける、こんな政治は許されません。電気、ガソリン、食料品と相次ぐ値上げ、この上消費税増税では、景気も冷え込んでしまいます。消費税増税は中止しかありません。

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北海道弁で憲法9条

北海道弁で憲法9条を語る劇団一揆のみなさん
北海道弁で憲法9条を語る劇団一揆のみなさん

今年は、豊平区平和盆踊りに劇団一揆が駆けつけ、北海道弁で憲法9条を語ってくれました。

劇団では、戦争と平和をテーマに「After1945」を東区のこども劇場で9月14〜16日に上演します。「憲法9条は大事」「やっぱり平和がいい」そんな思いで会場をいっぱいにしたいと、多くの方々の観劇を呼びかけています。

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本当に戦争に行かねばならないとなったら、何人が安倍首相を支持するか

先月15日のさっぽろ平和行動で、自由法曹団北海道支部の渡辺弁護士は、以下のように訴えました。

渡辺達生弁護士
渡辺達生弁護士

平和憲法のもとで、日本はこの68年間一度も戦争をすることなく来られました。しかし、安倍首相は「改憲を使命と考えている」としています。

安倍首相の祖父は旧満州国を政治の面から支え、A級戦犯ともされた岸元首相です。侵略戦争の反省がない血筋を受け継いでいます。安倍首相は改憲で何をしたいか本音を言うべきです。

憲法9条があったから、イラク派兵でも自衛隊は戦争の前線には行かず、だれも死にませんでした。しかし、安倍首相は前線に行くべきと考えているのです。

本当に戦争に行かなければならない、本当に人を殺さねばならないとなったら、何人の人が安倍首相を支持するでしょうか。

憲法が改悪されればどうなるかを考えて欲しい。平和憲法を守るため、これからもいっしょに頑張りましょう。

憲法9条改憲は人を殺し、殺される問題であるということをきちんと指摘することが大切です。

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百日草

ヒャクニチソウ すっかり涼しくなって、札幌はもう秋ですが、花壇には短い夏を惜しむように夏の花が咲いています。

百日草はメキシコ原産で、夏の花壇を彩る花です。一般に花の花びらといえば薄く柔らかで、一日でしおれてしまうものもあります。しかし、百日草の花びらはごわごわしており丈夫で、いつまでもきれい咲いています。  花がしおれないで長く咲いているということで百日草と名付けられましたが、さすがに百日は持ちません。園芸品種として八重咲き、カクタス咲き(花びらが筒状になったもの)などがあります。花の色も赤、黄、白、紫などと多様です。

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13年09月08日付「豊平区新聞」より