日本共産党豊平区市政相談室長池田ゆみ 池田ゆみのうごき、まちの話題をお伝えします 草の根のとりくみやまちの話題を庶民の目線で伝えたい

池田ゆみからのニュースと話題

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ニュースと話題

日本を戦争する国にさせない!

点から線へ、線から面へ共闘の発展を

平和・民主・革新の日本をめざす豊平区の会(豊平区革新懇)は、7月26日午後、講演会と第21回の総会を開催しました。

安倍政権打倒に向け力あわせを

開会にあたり、代表世話人の栃久保氏は、「安倍首相は、財界人を連れて中南米を回り、武器などの売り込みに回っている。とんでもない。早く退陣してもらわなければならない。滋賀県知事選で自公の候補が負けたが、これから続く福島、沖縄県知事選でも安倍政権を追い込み、来年春の地方選では豊平で池田ゆみさんにも頑張ってもらわなければならない。改めて革新懇運動を見直し、安倍政権の打倒に向け、力をあわせて行きましょう」とあいさつしました。

革新懇運動の飛躍を

豊平区革新懇総会 講演は、北海道革新懇事務室長の大地巌氏(元道高教組委員長)が、「『集団的自衛権』をめぐる情勢と革新懇運動の展望」と題して、約1時間にわたって以下のように語りました。

講演する大地氏講演する大地氏

集団的自衛権行使容認を閣議決定した安倍政権の本質は2012年に発表された自民党改憲案にある。本来、憲法とは権力者を縛るものであるが、改憲案では国民を縛り、君が代や日の丸を押し付けるものとなっている。安倍政権の特徴は、日本を戦争する国にする、企業が世界一活動しやすい国にする、そして国民の生活と権利を破壊する事にある。

強いようで実は弱い自民党

しかしながら憲法改悪反対、原発なくせ、TPP反対など各分野で一致点に基づく共闘が発展してきている。

以前、政党間で共闘するということはあったが、国民の一人一人が官邸前に行くという共闘はなかった。無党派や保守の人々までを含む多くの国民が参加してきていることが、今の共闘の特徴である。この共闘を「一点共闘」から線へ、線から面へと広げていかなければならない。

今の自民党政権は強いように見えるが、得票数は民主党に政権を渡した時よりも減っている。自民党員数も最高時の550万人余りから、今では80万と大幅に減っている。しかしながら、政党の状況を見ると、戦前の大政翼賛会と似た状況にあり、自民党とキッパリ対決しているのは日本共産党しかない。

革新懇とは

1970年代には社会党と共産党の間で、革新3目標に基づく共闘が進み、全国で革新自治体が相次いで実現した。しかしその後、社会党は公明党との合意により共産党を排除、日米安保条約も認め、革新3目標による政党間の共闘はなくなった。そこで、当時の宮本共産党委員長のよびかけで、これを幅広い国民の共闘として実現しようと革新懇が生まれた。

革新懇とは「①日米安保条約をなくし非核、非同盟、中立の日本、②憲法を生かし、自由と人権、民主主義が発展する日本、③経済を国民本位に転換し、暮らしが豊になる日本」を国民の共同行動で実現する政治団体である。

革新懇運動の実践的な柱は、「懇談、対話、共同」である。まず、私たちが気に掛かっている問題について人とつながり懇談する。次に、ではどうするかと対話する。対話の結果、一致点に基づいて行動する。一致点に基づく共闘は、広範な人々を結集し政治を変える架け橋となります。

加盟団体の中で、革新懇を根付かせてください

今、最重要の課題は日本を戦争する国にさせないことです。状況が悪くなれば、「これは大変だ、政治を変えなければ」と自然に運動が起こってくるものではありません。何かがなければ政治は変わりません。

残念ながら、全国の革新懇の会員は、設立当初の450万人から増えていません。北海道革新懇は、2010年の30周年記念の折りに、2010年代に革新懇を道民に認めてもらう方針を出しました。北海道革新懇に加盟している団体の中で、革新懇運動を位置づけ、各団体が革新懇の中でどういう役割を果たしていくか論議をして欲しいと思います。そして、2010年代に北海道で革新懇運動の大きな飛躍を作っていこうではありませんか。

区民要求実現、相談活動などで前進

報告するのは生駒事務室長革新懇総会。報告するのは生駒事務室長

総会では、2013年度の取り組みとして、月2回の署名宣伝行動に地道に取り組んだこと、前進面として、①「豊平区民の要求を実現する会」が結成され2年目になり、様々な要求の実現が進んだこと、②生活保護切り下げに反対する審査請求運動が進んだこと、③豊平で初めての「SOS生活なんでも相談会」が開催されたこと、などが報告されました。

情勢の特徴と課題としては、安倍政権の「戦争する国づくり」への策動を打ち破るとともに、大震災からの復興、国民生活を守るたたかいが重要とされました。また、来年春の統一地方選挙は、安倍政権に国民的な審判を下す重要な意義を持っており、これに勝利することが大切とされました。

2014年度の申し合わせとしては、平和憲法擁護、集団的自衛権行使容認閣議決定の撤回、核兵器廃絶、米軍基地撤去、消費税増税反対、原発からの撤退、統一地方選挙勝利、革新懇の強化・拡大などに取り組むこととしました。

討論では、新日本婦人の会から、「署名宣伝行動が多くのメンバーの参加でできたこと、区民要求の実現が進んだこと、平和行進など平和の取り組みが進んだことなどが大変良かった」とされました。

自衛隊員の奥さんも心配

日本共産党豊平清田南地区委員会からは、池田博委員長が「安倍首相に対する怒りが高まってきており、しんぶん赤旗を読みたいとする申し込みがいくつも来ている。千歳の自衛隊宿舎に党のビラを撒いたら、自衛隊員の奥さんから『夫に聞いても、隊内ではものが言えないようで、どうなるか心配』との電話がくるなど、党に対する期待も高まっている。革新懇の出番になってきており、党としても奮闘したい」と発言しました。

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コマクサ

コマクサ 先月の「はぐくみレポート」で、大雪山赤岳のお花畑の話がありましたが、その時咲いていたコマクサです。

根を深く張り、草木も生えない高山の砂礫地(ガレ場)という厳しい環境でも、ピンク色のきれいな花を咲かせます。葉は細かく裂けて、パセリの葉を青白くしたような姿をしています。

名前は、花の形が馬の顔に似ていることからつけられました。中部日本から北海道にかけての高山でしか見られませんが、山野草として鉢植えで育てられているものも時折見かけます。

(写真は松田氏提供)

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14年08月03日付「豊平区新聞」より