党豊平区委員会は、20日朝、西岡の札幌大学前で、集団的自衛権行使容認反対、ブラック企業、ブラックバイトの根絶を訴え宣伝を行いました。また、18日には豊平区の新婦人、革新懇などの団体が、昼休みに合わせ、平和憲法擁護、核兵器廃絶などを訴え宣伝署名を行いました。
20日の宣伝で、池田ゆみ市政相談室長は、マイクから「来年に向けた就職活動が本格化してきました。でも、就職した先がブラック企業だったらと不安を感じている方もおられると思います。日本共産党は、若者を使い捨てにするブラック企業はゆるせないと、ブラック企業規制法案を提出しました。これにより、厚生労働省が実態調査に動き、数々の違法な働かせ方が摘発されています。学生のみなさんにはブラックバイトも問題です。試験の前に深夜の勤務を押し付けられたり、バイトなのに責任を持たされたりと、働くルールを知らないことにつけ込んだ働かせ方も横行しています。日本共産党はブラックバイトから学生生活を守る提言を発表しました。何よりも、学費が高い上に暮らしが大変になってきていることこそ問題です。奨学金を借りれば、卒業時には600万円にもなってしまいます。学ぶことに国が責任を持つ。安心して学べるよう国は給付型の奨学金をもっと増やすべきです。こうした思いを一つに一緒に考えていこうではありませんか」と訴えました。
さらに、「安倍政権のねらいは戦争のできる国づくりです。自衛隊に賛成の人も、海外で戦争するためではないと反対の声をあげています。立場を超えて、集団的自衛権行使容認反対の声が広がっています。政治を変えるのは一人一人の力です。戦争する国づくりは許さない、この声を一緒にあげていきましょう」と訴えました。
この行動では「就活とブラック企業」と題するビラと、集団的自衛権についての赤旗号外ビラを合わせ、70部余りを配布しました。また、のぼり旗、プラカードの他に、「憲法9条守れ、解釈で憲法壊すな」と書いた大きな手袋をかざし、アピールしました。
18日の宣伝署名行動では、関係団体から14名が参加しました。自分の子どもや孫の年代に当たる学生たちに、「戦争に行くのは若者です。日本を戦争する国にさせるわけにはいきません」と訴えました。
熱心な訴えに、学生たちも耳を傾け署名に応じてくれました。中には一緒に写真におさまる若者もあり、和気あいあいとした宣伝署名行動となりました。
15日に開催された日本共産党演説会では、来年の市議選勝利に向け、坂本きょう子札幌市議が以下のように決意表明を行いました。
私が初めて当選した16年前は、すべての区から11名の当選を勝ち取り、オール与党の市議会の中で、市民の暮らしを守る防波堤となった。しかし、昨年秋の市議会では、公契約条例が自民、公明らの反対により、1票差で否決された。共産党市議団は、公契約条例が民間給与の底上げにもつながるとしてその実現に奮闘したが、大きな市議団であったならば、みなさんの願いに応えることができたのにと、悔しい思いをした。来年の市議選では全区当選で、みなさんの願いを実現していきたい。
消費税の8%引き上げにより、地下鉄や水道料金の引き上げが提案されたが、これに反対したのは日本共産党だけ。消費税増税反対の意見書を提案し、政府に対しハッキリものを言う政党は日本共産党しかない。党を大きくし、消費税増税ストップの声を札幌から広げていきたい。公共料金の値上げに賛成した自民、公明、民主、ネット、は福祉灯油にも反対。市民の生活を守るためにさらに奮闘していきたい。
共産党市議団は議会のたびに、原発問題を取り上げてきた。即時原発ゼロをかかげている共産党が伸びれば、エネルギー政策の転換、泊の再稼働断念の道も大きく開かれる。
憲法と集団的自衛権をめぐって、市民の中に不安が広がっている。安倍政権の暴走を食い止める確かな力は、戦前戦後を通じて、侵略戦争反対を命がけで貫いてきた日本共産党ではないでしょうか。
来年の市議選では何としても勝ち上がり、みなさんの願いをかなえたい。どうか力を貸してください。私たち候補も全力で頑張ります。札幌は一つ、北海道は一つ、力をあわせ勝利を勝ち取りましょう。
北アメリカ原産の草花で、花として庭などに植えられていますが、逸脱してあちこちで見かけます。
札花の色は紫が多いですが、白、紅紫などもあります。花は、朝咲いて夕方にはしぼんでしまいますが、次から次へと新しい花が咲いてきます。
札同種の花にムラサキツユクサがありますが、これとは、葉が広く、花も大きいのが特徴です。両者の雑種もあるようです。
札雄しべには紫色の長い毛が生えています。これは大きな細胞が数珠のように一列に連なってできており、細胞の観察に都合が良いことから、学校で理科の教材として使われます。
札名前は、その名の通り、ツユクサに比べ花が大きく、しかも紫であることからつけられています。
14年06月29日付「豊平区新聞」より