日本共産党豊平区市政相談室長池田ゆみ 池田ゆみのうごき、まちの話題をお伝えします 草の根のとりくみやまちの話題を庶民の目線で伝えたい

池田ゆみからのニュースと話題

Since 2006/10/23
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ニュースと話題

「泊原発プルサーマル計画白紙撤回」

全会一致で可決

第4回定例市議会

第4回定例札幌市議会は14日に閉会しましたが、本会議では市長提案の議案の他、9件の意見書を可決しました。

市民運動が議会を動かす

このうち、泊原発3号機のプルサーマル計画撤回を求める意見書他5件は全会一致で可決となりました。これらの陳情書は市民団体等から出され、継続審議となっていたものですが、この間各会派の間で文言の調整などが行われ、前日の市議会総務委員会で、「採択すべきもの」と決まりました。

これに基づき意見書が作成され本会議でも全会一致で可決されました。意見書は内閣総理大臣、総務大臣、文部科学大臣、経済産業大臣、北海道知事あてに送付されました。

13日の総務委員会には多くの傍聴者が駆けつけましたが、審議は……

委員長「継続審議となっている陳情について、それぞれ文言修正などがありました。質疑はありませんか」。委員一同「なし」。委員長「取り扱いはどうしますか」。委員一同「採決」。委員長「討論はありませんか」。委員一同「なし」……

というあっけないものでした。

しかしながら、今までプルサーマル計画をはじめ原発に賛成していた会派も、福島原発事故を目の当たりにして、市民団体からの陳情に目をつむることができなくなって来ました。市民の運動が市政を動かしています。この力を道政、国政にまで押し上げて行きましょう。

全会一致で可決された意見書は以下のとおりです。

  • ◎泊原子力発電所3号機のプルサーマル発電計画の白紙撤回等を求める意見書
  • ◎介護職員処遇改善交付金事業の継続を求める意見書
  • ◎鳥獣被害防止対策の充実を求める意見書
  • ◎円高から中小企業を守る対策を求める意見書
  • ◎国民生活の安心と向上を図る基金事業の継続を求める意見書

TPP参加撤回意見書 民主反対

TPP参加については、上田市長も「TPPは遺憾」と反対表明した他、道議会を始め多くの市町村、農漁業団体、医師会、労働組合などが反対表明をしています。しかしながら、「APECでのTPP交渉参加表明に断固抗議し、撤回を求める意見書」については、民主党だけが反対に回り、共産党をはじめとする他の会派は賛成し、可決されました。この他にも民主党は「国民皆保険制度の堅持に関する意見書」にも反対しました。

上田市長の与党でありながら、市民の願いに背を向ける民主党の姿が今回の議会で明らかになりました。

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低所得者に負担を強いる国保料値上げに反対

第4回定例議会で出された「札幌市国民健康保険条例の一部を改正する案」に日本共産党は反対しました。この「改正」は、国民健康保険料を計算する料率(計算式)を変更するものです。市長は「中間所得層の負担を緩和するため」と提案理由を述べました。

若干値下げになる層は確かにあります。単身世帯で見ますと、給与収入200万円〜400万円の方は14110円〜430円の値下げになります。一方、200万円以下の収入の方は保険料が上がります。国保加入世帯の平均所得は、2001年に140万円だったものが今年は96万円に減少しています。しかも7割軽減世帯が国保加入者の30%を占めています。その一番低いところに負担を強いるものです。

中間所得層の値下げはいい話ですが、その分の負担を所得の低い人にさせる、この「改定」はゆるされません。

市町村の国保会計を苦しくしている原因は、国が社会保障を切り縮め、国保負担を大幅に減らしてきたことに最大の原因があります。まず国が十分な国庫支出金を自治体に出すこと、それを求めながら、基金を活用し、一般会計からの拠出などにより、今でも重い保険料全体を引き下げてゆくべきです。

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50周年にふさわしい仲間づくりを

新婦人豊平支部大会開催される

新婦人豊平支部大会新日本婦人の会豊平支部は10日午後、豊平区民センターで支部大会を開催しました。大会は、この1年間の活動をスライドショーで振りかえったあと、討論に入りました。

討論では、今年はじめて他団体と共同して豊平区としての平和行進に取り組んだことや東日本大震災の被災地に救援ボランティアとして参加した経験などが話されました。また、今後予想される医療や介護制度の改悪などについても話されました。さらに各班での取り組みや子組の活動なども紹介され、活発な発言がありました。

新婦人は来年創立50周年を迎えることから、支部大会では、引き続き平和を守る活動、原発ゼロをめざす運動、医療・福祉の改善などの問題に取り組んでいくとともに、つぶやき、おしゃべりを大切に50周年にふさわしい仲間づくりをしていくことを確認して終わりました。

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北海道青年革新懇結成

北海道青年革新懇結成で挨拶する紙谷氏北海道青年革新懇結成で挨拶する紙谷氏

8日夜、札幌で北海道青年革新懇が結成されました。青年革新懇の結成は全国で11番目です。

結成総会には看護師や弁護士、平和団体や労組の青年部など多様なメンバーが駆けつけました。

当面の取り組みとして、「例会」をもうけること、来年の総会までに150人の会員をめざすなどとしました。

党札幌南区雇用・くらし対策委員長の紙谷恭平氏(市議予定候補)も準備会段階から事務局として関わってきました。結成総会では運動方針案を提案。「若い世代の議員候補として、青年革新懇の中で仲間と一緒に取り組みたいです」と語っていました

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年金2.5%削減許せない

12月15日怒りの行動

12月15日怒りの行動 民主党は年金支給額を3年で2.5%引き下げる法案を来年の通常国会に提出することとしました。その理由は、本来の支給額より高い「特例水準の解消」としていますが、元々低い年金額に加え、健康保険料等の引き上げで年金生活者の支出は増えるばかりで、年金引き下げはゆるせません。さらに、年金支給開始年齢の引き下げや、年金を毎年0.9%ずつ引き下げる「マクロ経済スライド」の導入もあげられています。

年金者組合札幌豊平支部他4団体は年金支給日の15日、平岸の北洋銀行前で宣伝署名行動を行いました。テレビ、新聞でも年金の切り下げが大きく報道されており、年金を受け取りに来た方々の関心も高く、「ただでさえ生活が苦しいのに、これ以上さげられてはたまらない」、「困ります、どうすれば冬が越せるのか」、「民主党に年金改革を期待したのに、これでは裏られた」などの声が寄せられました。

当日は東京で厚生労働省を囲んで1000人要請行動も取り組まれました。

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ガードレールを食う

シンジュ(ニワウルシ)

シンジュ 地区委員会の脇を流れる望月寒川のほとりにはシンジュの木が何本か植えられていますが、幹がガードレールに食い込んでいます。

シンジュは成長が早く、すぐに大きくなります。ここの木の幹も途中で切り落とされ整枝されていますが、幹は太り続けガードレールをも飲み込む勢いです。

樹木の樹皮の下には形成層という細胞を作り出す組織があり、幹の内側と外側の両方に向かって細胞を作り出し、幹が太っていきます。そのため表面の樹皮は裂けてひび割れ、樹種によっていろんな模様になります。

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11年12月25日付「豊平区新聞」より