日本共産党豊平区市政相談室長池田ゆみ 池田ゆみのうごき、まちの話題をお伝えします 草の根のとりくみやまちの話題を庶民の目線で伝えたい

池田ゆみからのニュースと話題

Since 2006/10/23
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ニュースと話題

増え続ける生活保護受給者数

札幌でも年間5千人増

新聞テレビでも報道されたように、生活保護を受けている人が、統計を取り始めて以来最高の205万人に達しました。札幌市でも受給者は増え続け、6万8千人に達しています。

札幌で6万8千人 若い世代にも

生活保護受給者数のグラフ生活保護受給者数は戦後間もない1951年に204万6千人ほどでしたが、その後徐々に減少し95年には88万人余りまで下がりました。しかしその後、「構造改革路線」の導入による非正規労働の増大や賃下げ、雇用破壊により増加を続けてきました。厚生労働省の推計では、生活保護基準を下回る所得しか得ていない世帯は全国で705万世帯もあり、そのうち生活保護を受給しているのは15%に過ぎません。

札幌市の統計によれば、今年の8月現在で生活保護を受けている世帯は4万7千世帯、6万8千人余りとなっています。世帯数で5.3%、人口比で3.6%余りとなっています。ここ数年の動向をみても、受給世帯、人員とも増加の一途をたどり、特に08年以降は毎年5千人も増えています。

池田ゆみ市政相談室長のもとに生活相談に訪れる方々をみても、以前は高齢者が多かったものの、最近は若い世代の人も相談にくるようになりました。

1999年の労働者派遣法改悪のあと派遣やパートといった不安定雇用や労働者を使い捨てにする短期雇用が広がり、働き盛りの人たちまで生活苦においこまれるようになりました。働きたくても働けない、この状況を変えない限り、生活保護受給者の数は増加していきます。

この間大企業がため込んだ内部留保は257兆円。大企業に社会的責任をはたさせ、最低賃金の大幅引き上げ、「正社員が当たり前」の世の中にしていく必要があります。

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賢い患者になりましょう!

「患者塾」開催健康友の会と月寒五区後援会

15日午後、豊平区清田区健康友の会と日本共産党月寒五区後援会の行事として、勤医協月寒ファミリークリニックによる「患者塾」が、月寒公民館で開かれました。

医療はお任せでなく

「患者塾」「患者塾」とは聞き慣れない塾ですが、地域に結びついた家庭医療センターの第1号として発足した月寒ファミリークリニック(以下クリニック)が、「賢い患者になりましょう」を合い言葉に行っているミニセミナーです。今までは医療のセミナーというと偉い先生のお話を聞くというのが一般的でしたが、「患者塾」は全く違っていました。

「塾」にはクリニックからは、院長はじめ研修を行っている若い医師、医大の学生さんも含め総勢11名が出席。参加者16名とあわせ、にぎやかな「塾」となりました。

冒頭、寺田医師からクリニックのめざすもの、各地の患者会のはたしている役割などについて話がありました。今までの医療では、医療はお任せ、医者に聞きたいことも聞けない状況が生まれてきたが、そうではなく、医療は医者と患者が作っていくもの、クリニックもみなさんに育てていただきたいとの話に、「塾」も和やかな雰囲気になりました。

死を考えることは生を考えること

「患者塾」で熱心にグル-プ討論
熱心にグル-プ討論

続いて寺田医師より、「もしあなたが余命3カ月と診断された場合どうしますか?」と問題提起がなされました。この問題を巡って、参加者、クリニック職員ともども三つのグループに別れディスカッションを行いました。

グループ討論では、出された課題以外に、実際に寝たきりの家族を抱え、毎日介護に苦労している実態や、さらには病院では先生も忙しそうなので遠慮して聞きたいことも聞けない、など様々な生の声が出されました。

提起された課題については、「よけいな治療はいらないが痛みは取って欲しい。本人が希望することをやってあげるべきでは、そのためには日頃から家族で話し合っておくことも必要では」、などの話が出されました。

寺田医師は、「普段は死について話をすることはないでしょうが、こうしたことを機会に家族でも話しをしてみましょう。死を考えることは、最後までどう生きるかを考える事、生を考えることになります」と締めくくりました。

「塾」はどこでも

今回の「塾」に参加し、月寒という地域を支える医療を患者中心に作っていこうとするクリニックの姿勢が強く感じられ、クリニックが一層身近なものに感じられました。

クリニックからは、「どこでも『塾』は開催します。薬の使い方、請求書の中身は? ホスピスに入るには? など、知りたいことがあればぜひ開催を」ということですので、みなさんの地域でも開催してはどうですか。

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革新懇と新婦人豊平支部が署名宣伝行動

宣伝署名
月寒中央駅前での署名宣伝

11月11日午後、豊平区革新懇と新婦人豊平支部による核兵器全面禁止アピール署名と原発からの撤退、原発のない北海道を求める署名宣伝行動が、月寒中央駅前で行われ、14名が参加しました。

「再び被爆者を作らないために署名をお願いします。北海道でも泊原発で事故が起これば大変なことになります」との訴えに、高校生をはじめ多くの人が署名に応じてくれました。

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第5次救援ボランティア 14日に気仙沼へ出発した第5次救援ボランティア。早速持参した白菜を被災者に配りました。

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モミジ

モミジ

紅葉の季節も終わり、モミジも翼を持った種が北風に舞う頃です。

「モミジ」は紅葉が特に美しいことから、別名の「カエデ」は蛙の手に葉の形が似ているところからついたということです。

モミジには園芸用に作られた多くの種類があります。葉が細かく裂けたチリメンカエデ、枝がしだれるシダレモミジ、春から葉が紫紅色を示すノムラモミジなど。

春の桜に対し、秋はモミジが人々の心を捕らえ、モミジに関心が寄せられ、いろんな変わりものが作られてきました。

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11年11月20日付「豊平区新聞」より