敬老の日、施設にいる義母を見舞いました。
同室のハルさんと並んで座っている義母の手を握り、隣のハルさんの手を撫でながら、笑いかけると、ハルさんの手に力が入り、私の手を握りうれしそうな笑顔です。そして、私の手の甲を今度は、舐めるのです。「おいしい?」笑いながら聞くとそれに応えるかのように何度も舐めるハルさんです。
その様子を見ていた義母が肩を揺らせて笑っていました。
保育士をしていた時に、「思いを言葉で表現できない子どもたちに寄り添って」ということを常々考えてきましたが、介護の仕事も同じだなと感じます。
人との関わりもヘルパーさんたち介護職員の仲立ちで成り立っていくのだろうと思うのです。しかし、現場はたいへん、一人ひとりの思いに寄り添っていくことが本当に難しい状況です。
日本に駐留する米軍のための「思いやり予算」二千五百億円を止めただけで、毎年2千2百億円の社会保障費削減を止めることができます。
お年寄りや子どもたちが豊かに安心して過ごせる『思いやり』ある政治にするために、間近になってきた解散総選挙で必ず北海道の議席を勝ちとりましょう。
08年09月21日付「豊平区新聞」より