「もう生きていてもしかたない。誰にも話せなくて、最後に池田さんを思い出しました」とTさん(26歳)からの電話。
介護の仕事をしていた T さんは、仕事の大変さと人間関係で悩み、病気になり苦しんできたのです。
自分の現状を「自分が悪いから」と苦しみ、どうにか仕事を見つけて立ち直りたいという願いで頑張っても結果が出せない。その繰り返しで心が疲れ果てたのす。「よく思い出してくれたね」と会って、「どうして派遣の仕事ばかりなのか」「どうして介護の仕事が大変なのか」を話し合いました。
「うんうん」とうなずき熱心に話しを聞き「こんな話をする事は今までなかった」と話すTさん。話す中で、介護のボランティアをやってみることに。
第1日目。心配でしたが、夕方、「いっぱい話せたし、やってよかった。自分に少し自信がもてました」の明るい声での報告です。
人間関係で傷ついた心を癒すのも人との触れ合いなのだ。と改めて人とのつながりの大切さを感じ、受け入れてくれた皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
「人間らしく働くルール」実現のため、選挙でしっかりと審判を下しましょう。
08年09月14日付「豊平区新聞」より