後期高齢者医療制度への怒りと中止・廃止への願いが全国に広がっています。
15日の新婦人班内後援会でのつどいの中でも、聞かなくてもどんどんと怒りの声や思いが話されました。
その中で、じっと話しを聞いていた82歳の女性が「私の若いころは、思ったことを言っただけで警察に連れて行かれた時代でした」とポツリと発言してくれました。
みんなの怒りの声を聞きながら、こんなふうに物が言えることへの不思議さを感じたのでしょうか。
その言葉を聞いて、「集まってお互いの思いを話し合う場」「みんなで学ぶ場」がどんなに大切であるかを久しぶりに感じることができました。
しかし、この大切な場が競争社会の中でどんどん削り取られ、目に見えないかたちで一人ひとりが思ったことを言えなくされているように感じます。
「つながり、語り、学ぶ場」を大切に大きく広げていくことが、社会を変えていく一歩になっていくのではないでしょうか。
後期高齢者医療制度への怒りをつなげ、衆議院で無責任に審議をストップさせている、民主党など他の野党をも動かす大きな運動を広げましょう。
08年06月22日付「豊平区新聞」より