日本共産党豊平区市政相談室長池田ゆみ 信条と素顔を知っていただきたい 「はぐくみレポート」

池田ゆみの活動報告とエッセイ

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はぐくみレポート

福祉がしっかりと守られる政治を(No.57)

私は保育士として子どもの納得をかちとりながら物事を進め共感をつくりだす難しさと喜びを感じてきました。

最近、父の様子を見ていて、介護にも同じことが言えると感じます。乳幼児期を安心し豊かに過ごすには、たくさんの大人の手と目が必要です。それと同じに老後を安心して豊かに過ごすためにも、沢山の人の手と目が必要なのです。

しかし介護保険制度ができてから「豊かな老後」からはどんどんかけ離れているのが現状です。国が福祉への責任を放棄し「自分のことは自分で責任を取りましょう」という、そんな政治に変ってきたことが原因です。

沢山の人の手と目が必要ということは、それを確保するためのお金が必要です。お金のある、なしで老後の過ごし方に格差ができるなんてあってはいけないのです。個人責任ではなく、しっかりと国の責任で生活が守られることが本当の福祉ではないでしようか。

国にお金がないのではありません。アメリカの思いやり予算2,300億円、政党助成金300億円、アメリカの基地移転に3兆円など、考え直さなければならない税金の使い方が山ほどです。

国民の批判にまともに答えず政権を投げ出した安倍首相の「構造改革路線を引き継ぐ」という福田さんと麻生さん。どちらが首相に選ばれてもいまの政治のあり方が変らないということは明白です。こんな政治を国民は絶対に許さないでしよう。

敬老の日にあたり、改めて「福祉がしっかりと守られる政治を」との思いを強くしています。

07年09月23日付「豊平区新聞」より