日本共産党豊平区市政相談室長池田ゆみ 信条と素顔を知っていただきたい 「はぐくみレポート」

池田ゆみの活動報告とエッセイ

Since 2006/10/23
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はぐくみレポート

党の議席が憲法を市政に生かす力(No.34)

予算議会が始まり、今回の共産党の代表質問は井上ひさ子議員でした。

共産党の質問は貧困と格差の問題に焦点を当て、市民の要求にしっかりと結びあい実態に基づいて話され改善を求める内容でした。

生活保護の問題では、厚別区の母子家庭の保護受給者にたいして、週40時間相当の就労をするまで保護を停止すると通知して、一方的に保護を打ち切った問題を指摘していました。

保護停止措置は13日目に解除されましたが、生活実態や雇用環境を無視したつめたい保護行政です。

井上議員は、生活保護の申請の窓口での対応や保護費が増加しているのは、国の年金・医療・社会保障制度の改悪が根本原因だという事にも触れながら憲法25条について、どう認識するのかを質問していました。

この質問にたいして、上田市長は今回の母子家庭の保護受給者に対しての「就労指導」の「通知書」については、「不適切な表現があった」と答弁。憲法25条について、「国民が人間らしく生きていく権利、生存権を保障することが国の責任であることを示す、わが国の根本原則の一つです。」「憲法25条の理念を念頭に、市政運営に当たってまいりたい。」と答弁していました。

この答弁を引き出す力になったのは、共産党の質問です。

議会での共産党の役割の重要性を改めて感じました。

この答弁を市政に活かし市政を前進させていくためにも共産党の力が大きくなることが求められているのではないでしょうか。

自民党主導の市政の復活を許さず、札幌市政を「福祉とくらしを守る」という自治体本来の市政へ前進させるために、共産党の議席なんとしてもこの豊平区から勝ちとりたいと思います。

07年02月25日付「豊平区新聞」より