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区民要求の実現

Title IKEDA JCP sigikai giin IKEDA Yumi IKEDA Yumi
   

豊平区 交通安全要求


 豊平区民の要求を実現する連絡会(9団体で構成)では、毎年区民の要求をとりまとめ、豊平区と交渉を行ってきましたが、交通安全に関する要求は警察署の管轄となるため、 交通安全に関する要求を別途とりまとめ、2017年6月に豊平警察署に提出し善処を求めてきました。 遅くなりましたがこのたび回答が寄せられましたので、お知らせします。



  

1. 信号の設置、横断歩道の設置

 1)通学路となっている月寒東2条19丁目3の小林自動車看板前の道路に押しボタン式横断用信号機を設置して下さい。すでにPTA、町内会からも要望が出ている案件です。

 本件については2017年12月に、少し離れた若葉幼稚園駐車場脇に横断歩道が新設されました。小林自動車看板前は工事車両の駐車場があったり、冬期には歩道が積雪で埋まるなど安全面を配慮して、この場の設置となりました。


 2)白石藻岩通り平岸5条13丁目、14丁目(極楽寺とプールの間の)交差点、信号はついているが極楽寺とプールの間には横断歩道がない(横断歩道3方向だけ)のでつけてほしい。横断歩道をつけていない理由があれば教えて欲しい。
 回答:近くの平岸プールの前に押しボタン式横断歩道があるので、ここには横断歩道を設けていない。


 3)美園10条6丁目、11条7丁目、環状通りと白石中の島通りの交差点、歩道橋が設けられていますが、歩行者用の横断歩道も設けてください。高齢者は歩道橋を上るのが大変です。冬は雪ですべります。自転車用の横断路は設けられていますので、横断歩道も可能と思います。
 回答:警察庁の基準として、歩道橋のあるところには横断歩道は設けないこととなっている。自転車は歩道橋を上がれないので、横断路が設けられている。
 この回答については、「雪が降ると歩道橋に雪が積もって上がれない。冬はみんな下を通っている。歩道橋は時代遅れ、歩行者優先で考えるべき。歩道橋の撤去があちこちでなされている。警察庁の基準を改めるべき」と求めました。
 歩道橋の除雪は、道路管理者に徹底するよう警察として求めていくとしました。


 4)月寒東2条9丁目、3条9丁目、アークスの角の北野通り交差点に横断歩道を設けて下さい。スーパーの買い物客、月寒東小の児童など横断する人が多く、交通量も多いので。
 回答:交差点の北側(アークス前)にはアークス屋上駐車場からの車の出口があり、ここに横断歩道を設けると、車の出入りを妨げる。南側(市営住宅前)に設けると、白石藻岩通り、水源地通りの交差点にある信号の関係で、ちょうどこの地点で両方向からの車がすれ違うことになり、運転者が対向車に気を取られ、横断歩道を見逃しかえって危険になるおそれがある。また、南側からは上り坂になっており、横断歩道の道路標示が見えずらい。 これらのことから、横断歩道は設ける予定はない。


 5)月寒東1条10丁目、斎場フリエ、ドコモ、市営住宅、兼子循環器の交差点は全方向「止まれ」となっているが、歩行者が安全に横断できるよう、押しボタン式横断用信号機を付けて下さい。
 回答:道路の幅員、交通量等から判断して、押しボタン式横断用信号機をつける予定はない。


 6)東月寒2条15丁目4羊ヶ丘1号公園前の三叉路、三方向とも一旦停止となっているが、横断歩道はない。車の通りも多く、見えづらい所でもあり横断歩道を設けていただきたい。
 回答:交差点の形状、交通量、事故の発生状況から判断して、横断歩道設置の予定ない。


2.信号機、道路標識の更新

 1)美園2条2丁目、美園公園前の歩行者用の信号機3台が古く汚れて錆びています。見づらく新しいものに交換してほしい。
 回答:警察本部の方とも協議し、更新するよう検討したい。



 2)月寒東3条16丁目の北電変電所東側、<止まれ>、<30>の標識の色がはげて見づらいので更新を。
   昨年9月にそれぞれ新しいものに交換されました。
 <止まれ>は英語表記(stop)付の最新式のものになりました。





3. 道路標識、道路標示、道路白線

  

 1)向ヶ丘通り、月寒東2条15丁目と16丁目の間の変形交差点。白石方面から来た場合、交差点を直進すると1車線となるので、左2車線のうち右側は右折レーンとなるが、道路標示がないので直進できるものと間違う。右折レーンの標示を。
 本年4月下旬、道路の白線の引き直しとともに、右折標示がなされました。


 2)同交差点、福住方面から来た場合、右折レーンとなるべき所がゼブラゾーンとなっているが、これはなぜか。
 回答:道路幅が狭いので右折レーンが設けられない。1車線になるので対向車が衝突しないよう、ゼブラゾーンとなっている。


 

 3)月寒東1条12丁目ヤマダ電機の駐車場から出る所に左折禁止の標識があるが、左折禁止にする理由はないので解除して欲しい。札幌方面へ行く場合、ここを右折して36号線に出ても、交通量が多く札幌方面に行けない。左折し2条線に出るのが合理的。

 この表示は公安委員会のものでなく、ヤマダ電機で設置したものであることがわかりました。左折した先の2条線は大型貨物が通行できないため、出入りする貨物自動車のために設置されたようであり、昨年秋に標識が「右折出庫にご協力ください」に交換されました。


 4)雪解け後の横断歩道や停止線などの白線の引き直しを速やかに実施してください。横断歩道の白線を冬期滑りにくいものにしてください。
 回答:白線引きの発注は警察本部で行っている。小学校の近くを優先的行っている。横断歩道の白線はホタテの貝殻を混ぜるなど対策を検討中。さらにすべらないものを検討していくこととしている。


4.自転車の走行に関して

 1)雪が溶けると自転車の走行が多くなりますが、36号線をはじめほとんどが歩道を走行しています。歩行者との接触事故が心配です。幹線道路での自転車レーンの設置を求めます。
 豊平区での自転車レーン設置の見通しについてお聞かせください。
 回答:市の方で考えているようであるが、具体的に進んでいない。


 2)原則、自転車は歩道を走れない事になっていますが、現実はそうもいかないと思います。警察としてどのような指導を行っているか、また自転車走行者が注意すべき点について教えてください。
 回答:自転車の走行も可能な歩道はある。その場合も、車道側を走行するとか、歩行者が多い場合は押して歩くことなど決められている。悪質なものについては取り締まりを行っている。


5.右折矢印信号設置

 1)豊平4条3丁目、7条橋から平岸街道に右折する時、朝夕のラッシュ時に苦労する。右折矢印信号の設置を求めます。
 回答:ラッシュ時で、滞留は10台くらい。1信号で3〜4台右折しているので、3サイクル待てば右折できる。道路幅がないので、右折車線を設けられない。


 2) 月寒東2条16丁目、3条13丁目、向ヶ丘通と北野通の交差点:ラッシュ時に直進車が多く福住方面から北野方面への右折ができない。右折矢印信号の設置を求めます。
 回答:この交差点は道路幅があるので構造上は設置が可能。警察本部、道路管理者ととともに設置に向けて考えたい。


6.交差点における歩行者の安全確保

 月寒西2条10丁目、水源地通りと白石藻岩通りの交差点で最近歩行者が重大な事故にあいました。歩行者の安全を確保するため、車歩分離式の信号にできないか。
 回答:この交差点は交通量が多く、車歩分離式にすると車輌の円滑な交通の妨げになるので車歩分離式にする予定はない。車歩分離式は歩行者用信号を見て、車が出てしまうというデメリットもある。
 この交差点は事故の多い交差点であり、車歩分離式は無理としても何らかの安全対策(たとえば、平岸西友前のエスコートラインや赤白の横断歩道など)を取ることを強く申し入れました。


7.その他

 1)36号線や平岸街道などの幹線道路の押しボタン式横断信号がボタンを押してもなかなか変わらないことがあります。信号を変えるタイミングはどのように設定されているのでしょうか。
 回答:車の円滑な流れを止めないよう、親機と子機があって変わるようになっている。歩行者には待ってもらうことになる。ボタンを押してすぐ変わる信号機は、交通量の少ない所に設置されている。


 2)西岡4条10丁目、11丁目郵便局から入っていく道路。森林総研の方から水源地通り方向に上がってくる道路が急坂で、上がってくる車が対向車から見えない。注意をうながす標識の設置などの安全対策が必要と考えますが、この交差点の安全対策について現状認識と対策について考えをお聞かせください。
 回答:交差点の形状が悪く、抜本的な改良が必要だが、当面の安全対策として、道路管理者とも、安全対策について検討していきたい。坂道のロードヒーティングはなされている。


日本共産党札幌市議会議員 池田ゆみ ホームページ