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都心アクセス道より、くらし優先の市政を

Title IKEDA JCP sigikai giin IKEDA Yumi

池田ゆみホームページ     前のページはこちら

議会報告 


  


第3回定例市議会報告(2018年)


 第3回定例市議会(決算議会)は9月25日に開会、10月2日には日本共産党を代表して小形市議(中央区選出)が 代表質問を行いました。


 ブラックアウトについて

 小形市議は始めに、大規模停電(ブレックアウト)の問題を取りあげ、「経産省の会合でも、多重的な電力供給体制の必要性が指摘されながら対策を後回しにしてきた北電の責任は重い。市長としてどのような感想を持ち、こうした事態を起こさないためにどのような手だてが必要と考えるか」と問いました。 また、「苫東厚真発電所の耐震想定震度が5程度であったことを市長は認識していたか」と問いました。
 秋元市長は、「国の第三者委員会による検証が始まっており、その中で原因が明らかにされ、再発防止策も示されるものと考える。北電に対しては、二度とこの様な事態を招かぬよう万全な対策を講ずるとともに、適切かつ十分な情報提供を求めていきたい」と答え、国任せの姿勢を示しました。
 「耐震想定震度が5程度であったことを認識していたかどうか」については、秋元市長は答えませんでした。


 被災者の支援策を検討していく

 続いて小形市議は清田区の被害について、全壊48棟、大規模半壊4棟、半壊53棟、一部損壊1160棟で、国の支援制度が適用されるのは全壊と大規模半壊のみで、全体の4・3%に過ぎないと指摘。市としても支援一時金を支給するとしているが最高額20万円で余りにも少ないとして、市独自の支援策を設けることを求めました。
 秋元市長は「一部損壊の被災者への対応も含め、支援策を検討していく」と答えました。


 公立保育所廃止するな

 小形市議は、厚別区に「ちあふる」(保育・子育て支援センター)を設置することにより、豊平区の豊園乳児保育園他3園を廃止する 条例案が提出されていることを問題としました。

 廃止が予定されている豊園乳児保育園

 小形市議は、「ちあふる」の整備を始めた2005年の待機児童数は307人だったが、今年4月では1900人を超えている。 これほど待機児童問題が深刻になっているにもかかわらず「ちあふる」の整備で公立保育所を廃止するというのは、あまりにも現実を見ないやり方と批判。
 市は民間の力を借りて保育所整備を進めるとしてきたが、今や民間でも土地の確保が難しく、園庭のないビルの中に保育所を作らざるをえない実態と指摘。「公立保育所の廃止をやめ、建て替えを行って子育て世帯の保育ニーズに応えるべき」と求めました。
 長谷川教育長は「新・さっぽろ子ども未来プラン に定める需給計画に基づき、保育ニーズを、満たす需給量を確保するよう取り組んでいるところ」と答えました。
 小形市議は、「子ども未来プランで待機児童が解消されていない。公立保育所も廃止しないで待機児童を受け入れたら、待機児童の解消になり、より子育てしやすい街になる。市の決断で公立保育所の廃止を見直せ」と迫りました。


 アクセス道路より老朽化対策、耐震化を

 小形市議は、1960〜70年に集中的に建設された道路、橋梁、水道管などのインフラが寿命を迎えており、こうしたインフラの老朽化対策、耐震化が必要。総事業費1000億円を超えるとされる都心アクセス道路など新たな大型開発は抑制すべきと主張。
  秋元市長は「都心アクセス道路は国の基本方針に沿った重要な取り組み。都市の魅力を一層向上させるためにも必要なもの」と答え、推進する姿勢を示しました。


 災害時にアクセス道機能するか?

 さらに小形市議は強い台風や地震が多発する時代となり、災害に強いまちづくりをすすめることが大切と指摘。
 「都心アクセス道路は『札幌市強靭化計画』で、交通ネットワークの整備において重点施策の一つに位置づけているが、胆振東部地震では創成川通りのアンダーパスとエルムトンネルが通行止めになったように、想定される地下トンネル方式のアクセス道路計画では、防災の役割をはたせないと指摘。
 地下トンネルや、高架橋による高規格道路の整備を進めるより、避難所へアクセスする一般道路の補強と沿道建物の耐震強化・不燃化対策を優先させるべきと主張しました。
 秋元市長は「都心アクセス道路は災害時の輸送路としての役割を果たすなど、安全安心なまちづくりに資するよう検討を進めるべきと認識。 水害や豪雪等の様々な災害を考慮した幅広い検討を行ったうえで、計画や設計に反映させていくことが重要と考えている」と答え、 あくまでも都心アクセス道を造るという前提のもとで検討をすすめる姿勢を示しました。


 環境にやさしいまちづくりに共同配送の仕組みを

 第3回定例市議会決算特別委員会で、池田ゆみ市議は環境にやさしいまちづくりとして、二酸化炭素(CO2)削減のための物流、交通問題を取り上げました。
 池田市議は都市部に多くの車が乗り入れ、長時間路上で荷さばきをおこなうことがCO2の排出増加につながるとともに、交通渋滞につながっていると指摘。
荷さばき問題を解決するため2016年に行われた、郊外の集積所に荷物を集積し、そこから都市部に共同配送するという「荷さばきマネージメント実証実験」の結果を問いました。
 市側からは、「商店街やトラック協会、市などが研究会を作って行ったものであるが、配送時間や路上さばきの時間が短縮できたという成果があった。荷物を集積する十分なポイントを確保すること、配送の単価を下げることが課題とされた」と回答がありました。
 池田市議は「集積ポイントを設けることで、都市部に入ってくる車を制限することができ路上駐車も減る。CO2排出量は、自動車は鉄道の10倍以上にもなり、車を制限することはCO2排出量の抑制にもつながる」として、共同配送の仕組みを作るよう、市として積極的な役割を果たすことを求めました。
 さらに、東京では地下鉄を使った荷物の配送試験も行われたとし、札幌でも同様の検討を行うよう求めました。


 パーク&ライドの利用促進を

 池田市議は、自家用車優先の社会が交通事故や道路公害、環境汚染をもたらしているとして、人と環境にやさしいまちづくりの必要性を強調。 「地下鉄駅で車から地下鉄に乗り換える『パークアンドライド』の取り組みはCO2削減につながると考えるか」と問いました。
 公共交通担当部長は「都心への車の流入抑制、CO2抑制につながる」と答えました。池田市議は「地下鉄の駅によって契約数に差がある。駐車場から駅まで遠いと言う声もある。課題を明確にして、駐車場を時間貸しすることも考えに入れ、利用の促進を」と求めました。
 さらに池田市議は、レンタサイクルも増え利用する観光客も多いとして、「自転車や歩行者が安心して通行できるまちづくりにも取り組む」ことを求めました。



市民の意見を十分聞くべき 町内会条例素案

 来年4月の施行をめざし、「町内会に関する条例(仮称)」の検討が進められています。8月2日には市議会財政市民委員会にその素案が示され、8月13日から9月12日まで、市民からの意見募集(パブリックコメント)を行うこととなりました。
 しかし、本条例については、本来市がやるべきことの肩代わりを町内会がさせられることにならないか、条例を盾に加入を強制することにならないかなどの懸念も出されています。
 池田ゆみ市議は、「街灯の市への移管問題やパートナーシップ除雪の経費問題など、町内会としても関心が高い。連合町内会に出かけて説明するとか、9月6日に予定しているシンポジウムを各区で開くとか、もっと多くの意見を聞くべき」と主張しました。
 これに対し市側(市民自治推進課)は、「町内会までの説明はできない。各区でシンポジウムを開催することも難しい。パブリックコメントで意見をあげて欲しい」としました。
 池田市議は、「ゴミ有料化の時は市の担当者が各区に入って説明した。今回も同じように重要な問題なので、そうすべき。説明することで町内会の大切さを理解してもらうことにもつながる」と、各区での説明を求めました。
 またパブリックコメントの期間が一ヶ月では短いと指摘し、4月1日施行にこだわらず、意見聴取に十分時間をかけるよう求めました。


新幹線延伸、汚染残土処理でも問題が

 札幌市の周辺にはヒ素を含む土壌が広く分布し、南区の小林峠のトンネル工事では対策が講じられました。北海道新幹線はその8割がトンネルで、札幌延伸に伴ってこれらのヒ素に汚染された残土が多量に出てくる恐れがあります。
 池田ゆみ市議は6月28日、市議会の総合交通調査特別委員会で、この問題を取りあげました。
 参考人として北海道大学工学研究院の五十嵐副研究院長が、土壌汚染対策法に基づく汚染土処理について説明するとともに、札幌周辺にヒ素を含む土壌が広範に存在することを明らかにしました。
 池田市議は「発生した残土に基準値を超えるヒ素などの有害物質が含まれているかどうかを判定するのに何日くらいかかるのか」「残土の仮置き場に大量の残土が長期間置かれることになるが。集中豪雨の時の対策はどのようになされるのか」と質問。
 五十嵐参考人は、「有害物質を含む対策が必要な土壌かどうかの判定には数日かかる」「発生土の表面は水を通さないよう遮水処理をするが、雨に対応するために、調整池を設けることや、有害物質を吸着処理することも考えられる」と述べました。
 池田市議は、対策が必要とされる汚染土を積んだダンプが市街地を走ることになるとして、「対策を取っても100%飛散を防ぐことは難しいと思われるが、どのような対策を講ずるのか、また運搬路に溜まった土壌の調査を行った事例はあるか」と問いました。
 五十嵐参考人は「汚染土壌の運搬についてはかなり気をつかうと聞くが、ルートが決まった段階で、詳細が検討されていくのではないか」と答えました。



第2回定例市議会報告(2018年)


 第2回定例市議会は5月17日から6月4日までの日程で開催されました。5月24日には日本共産党を代表して田中啓介市議(西区選出)が代表質問に立ち、新幹線の札幌延伸にともなう経済効果、小中学校の統廃合などについてただしました。

   代表質問はこちら

新幹線延伸、再検討を

 田中市議は、新幹線の札幌延伸で、東京などからの航空機利用者332万人のうち25%に当たる84万人が新幹線に転換するという見通しについて、「あまりにも過大な見通しになっている」と指摘。
 「北海道新幹線の赤字が103億円にもなるなど、JR北海道の経済状況が悪化しているもとで、道の試算した経済波及効果がそのまま見込めるのか、札幌延伸は、全道民的な議論と計画の再検討が必要ではないか」と追及しました。
 吉岡副市長は、道試算の経済効果が「既存新幹線の調査結果も用い、一般的な推計手法で予測したものであり、妥当なもの」「札幌延伸で初めてその効果が最大限発揮される」と答えました。

結論ありきの学校統廃合

 「学校規模の適正化に関する基本方針」にもとづく小中学校の統廃合問題について、田中市議は「学校がはたす地域コミュニティの役割は人口減少下でますます重要になっている」と強調。統廃合への「議論の迅速化」は「市民の議論を置き去りにし、結論ありきで統廃合を進める極めて乱暴な方針」と指摘、「民主的な議論こそ必要」と求めました。
 長岡教育長は「今後もこれまでと同様に新たな基本方針に基づき丁寧に取り組んでいく」と答弁。「乱暴な方針」との指摘には答えず、推進する姿勢を取りました。


 市の「適正規模」は 小学校12学級、中学校6学級以上

 札幌市は「学校規模の適正化に関する基本方針」のもとに小規模小中学校の統廃合を進め、今までに11校の統廃合を行いました。
 市は学校の適正規模を小学校12学級、中学校6学級以上としています。理由は「クラス替えができないと人間関係が固定し集団活動が限定される。中学校では9教科すべてで専門性を有する教員を配置することができない」とするものですが、一クラスでも人間関係が損なわれることはないし、専門性のある教員の配置は教員を増やせばできること。本当の目的は教育経費の節減にあると見られます。
 現在この基準に満たない統廃合対象校として、小学校16校、中学校2校があげられています。南区が多いですが、豊平区ではあやめ野小、平岸高台小があがっています。


 教育委員会主導で、バス通学も

 しかし近年、統廃合に当たって、プランの策定から統廃合の実施までの期間が長期化している(当初3年程度であったものが現在は6年から8年)ことから、市はその迅速化を図るためにこの4月に基本方針の見直しを行いました。
 その結果、従来統合に当たって校区が隣接する場合を条件としてきましたが、今回それをはずし、検討体制も「教育委員会が示す案を基に、学校・地域・行政が連携しながら具体的方策を検討する」と、教育委員会主導で議論の迅速化を図るとしています。また通学が困難な地域であっても、スクールバス等を導入して進めるとしています。
 学校がない地域には若い世代は住めません。学校がなくなることは地域の過疎化に拍車をかけます。学校の存続は地域社会の大問題です。統廃合ありきでなく、地域住民の声を反映させることこそ行政に求められます。


池田ゆみ市議代表討論


 第2回定例市議会最終日の6月4日、池田ゆみ市議は日本共産党を代表して討論に立ち、市の事業の民間委託、 後期高齢者医療制度の特例軽減措置の廃止に関連する補正予算等7件について反対、残余の9件については賛成の討論を行いました。

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 公的役割と責任の後退、民間委託

 伏古川水再生プラザ

 池田市議は、伏古川水再生プラザの運転管理業務を民間委託する下水道事業会計補正予算に反対しました。
 池田市議は「これまで合流式の水再生プラザを本市直営にしていたのは、同一の管路に雨水と汚水が混ざるための処理を行う機械の操作等に、業務員の技術と経験が必要、と判断してきたからです。 50年経つ古い機器もあり、操作には熟練した技術と経験を要するなど、長年にわたって積み上げられてきた経験や技術をもつ職員によって担われている業務です。民間委託化は、これを捨て去ることとなり、技術力の継承を危うくする」と指摘。
 さらに「民間委託は、果たすべき行政の仕事を営利企業の経済活動に変え、市民サービスよりも利益が優先され、非正規雇用の拡大など低賃金・不安定雇用など官製ワーキングプアを生み出し、公的役割と責任を大きく後退させる」として、補正予算に反対しました。


 みかほ整肢園

 また、2020年度から「札幌市みかほ整肢園」に指定管理者制度を導入するとする児童福祉施設条例の「改正」についても、「医療型児童発達支援センターは、一人ひとりの状況に応じた療育プログラムを基(もと)に、様々な活動体験や遊びを通して、子どもの成長をはぐくむ療育を提供する施設です。 制度導入により職員が入れかわることで、『サービスの維持』や『安全面』に関する不安の声が、施設を利用する保護者からも出されています。福祉サービスと医療の機能をあわせ持つ施設として、高い専門性と継続性が求められる」と指摘。
 「本市直営で運営すべき」として反対しました。


 特例軽減措置廃止に伴う補正予算

 池田市議は、「後期高齢者医療制度は、75歳になった途端、それまでの公的医療保険から強制的に切り離し、別だての医療制度に囲い込むもの」と指摘。 「『姥捨て山』との批判が強い中で、制度開始時に、保険料の急激な上昇を抑えるため、本制度加入の前日において被用者保険(社会保険や共済組合など)の被扶養者だった方の均等割りを5割軽減とする特例軽減措置が取られた。 このたびの『制度改正』により、この特例軽減措置が2年で打ち切り、廃止されることとなり、このような制度改悪には反対」と表明。これにともなうシステム改修予算に反対しました。


 大企業優遇措置不要

 市税条例等の一部を改正する条例案については、本社機能の移転に係る不均一課税の延長・拡充が含まれていることからこれに反対しました。
 この改正は、2016年から行われていた東京23区から札幌市内に本社機能を移転する企業への固定資産税の減免措置の適用期限を2年延長し、適用対象を東京23区以外の企業にも広げるものです。  本社機能の移転としていますが、内容は調査・企画部門、情報処理部門、研究開発部門、管理事業部門などの本社機能の一部を移転する場合でも固定資産税を減免するものです。池田市議は「大手企業への優遇策は不要である」として、反対しました。




第1回定例市議会報告(2018年)


全議員による「公文書書き換え真相究明」決議可決

 3月29日の議会最終日には、全議員による「財務省公文書書き換え問題について真相究明を求める決議」が提出され、可決されました。「改ざん」の言葉が「書き換え」になりましたが、全ての議員による提出は大きな力となっています。さらに、「高齢者や生活困窮者の安全な居住環境へ向けた改善を求める意見書」も全会派の賛成で採択されました。


400億円を超す再開発補助額、   
     今後も莫大な費用を要する事業が

 2018年度予算は、一般会計で初めて1兆円を突破しました。
 市長は、予算規模が拡大した主な要因として、「アクションプラン」に掲げた施策の実現と、「子どもの育成支援」「女性活躍推進」「経済雇用の推進」をあげ、とりわけ待機児童解消に向けた保育所等の整備によるものと述べました。しかし、待機児童は、昨年10月時点での2,748人を解消できていません。
 一方で、民間再開発事業への最終的な補助総額は、約257億円となり、完成目前の北1西1地区再開発事業への補助金156億円と合わせると、約413億円にのぼります。今後、都心アクセス道路、MICE施設の建設、新幹線の札幌延伸と札幌駅周辺の大規模再開発、冬季五輪招致など、莫大な費用を要する事業が計画されています。
 札幌市議団は、都心アクセス道路建設を前提とした調査費、マイナンバー関連費用、ICT活用推進費用、学校規模適正化費用に反対する立場から、一般会計予算に反対しました。


年収300万円以下が4割、重い税負担

 札幌市の納税義務者数の推移では、年間収入300万円以下の人数が全体の39.3%と約4割を占め、夫婦と子供1人の世帯で、収入300万円の場合、可処分所得は243万3500円、月額20万3千円であり、医療費や子どもの教育費の支出を考えると、非常に厳しく、低所得者ほど社会保障や税が重たくなっています。
 市政事務所では、収納率の目標を持ち競わせ、成績優秀の係や班を表彰する取り組みが行われており、差押えの増加につながっています。この10年間で税の差押えが6,340件から12,713件へと倍増している実態がそれを物語っています。納付相談は、払う意志を尊重し、払い続けられることを前提としていくことが大切。子どものいる世帯の差押えはやめるべきと求めました。


増える保育のニーズ、保育の質・安全性も

 待機児童対策が大きな問題となっています。保育所待機児童対策について札幌市は、今年度予算を43億7800万円とし、保育定員を約2000人増やすとしています。保育所整備計画については、2016年の保育ニーズ調査で2014年のニーズ調査よりも5519人も増える事がわかり、2020年までの事業計画の見直しを行っています。
 しかし、ニーズ調査の集計が0歳、1・2歳、3〜5歳と細切れに集計され、3歳未満児を対象とした小規模保育所は増え、幼稚園から認定こども園への移行など既存の施設を利用する計画が強められているものの、「0歳〜就学前まで継続して子どもをあずけたい」との保護者の願いに応えたものになっていません。さらに、企業主導型保育園など園庭のない保育施設、ビル中の保育施設も増え、保育の質の低下と保育の安全性が問われています。


市独自で保育士の処遇改善を

 命を預かる専門職であるのに賃金が安く、退職する保育士が増え、さらに過重労働となっているなど、保育士不足も深刻です。市は保育士の処遇改善について、国のキャリアアップ制度は進めるものの、独自施策を取ろうとしません。待機児童対策は保育士の処遇改善を合わせて取り組むことが必要です。千葉県松戸市では、施設からの給与とは別に松戸手当として毎月45,000円〜72,000円勤続年数に応じて支給されています。
 市民や保育連の運動と力合わせて、無駄な再開発より福祉・くらし優先で命を守る市政へと引き続き札幌市議団全員力を尽くす決意です。


子どものいる世帯への差し押さえは止めよ

 池田ゆみ市議は3月7日の予算特別委員会(1部)で市税の差し押さえについて質問しました。
 池田市議は、「納税義務者のなかで収入300万円以下が39.3%を占め、夫婦と子ども1人世帯だと可処分所得は月額20万3千円で、同世帯の生活保護費よりも低い」と指摘。一方、「差し押さえは2007年6,340件が2016年では12,713件と倍増し、給与の差し押さえは155件から1,550件と10倍にもなっている」とのべ、 「差し押さえが急増しているのはなぜか」「“最初からいくら払えるのかといわれる”などの声を聞くが、納付相談にどう応対しているのか」とただしました。
 毛利財政部長は、「職員の滞納整理のスキルが格段に向上している」「納税者の世帯状況や収入状況などを把握していくことが大切、そういう姿勢であたっている」とのべました。
 池田市議は、「収納率の目標を持って成績が優秀な係や班を表彰しているが、成績を競わせるやり方が差し押さえを増やすことにつながっており、倍増している実態がそれを物語っている」「家計の支払いで子どもの医療費を優先せざるを得ないことは起こる。子どものいる世帯への給与の差し押さえは見直すべき」と求めました。


 村上市議が代表質問

 第1回定例市議会では2月27日、日本共産党を代表して、村上市議が代表質問に立ち、市長の政治姿勢、都心アクセス道路、子どもの貧困対策などについてただしました。




第4回定例市議会報告(2017年)


第4回定例市議会で代表質問

 第4回定例市議会において、池田ゆみ市議は12月6日、日本共産党を代表して代表質問に立ち、1)市長の政治姿勢、 2)「女性が輝く」ための施策推進、3)雇用の安定、4)温暖化対策、5)訪問介護と利用者の負担軽減、6)高齢者の生活支援、についてただしました。


安倍改憲 高架橋からの落下事案、職員不祥事について追及

 池田市議は、安倍首相が進める改憲について、「改憲に反対が多数を占めている世論を無視して、来年の通常国会に改憲案を出そうとしていること、さらに憲法尊重擁護義務がある行政のトップでありながら、改憲を先導するなど独裁政治ではないか」と問いました。 また、相次ぐJR北海道の高架橋からの落下事案に対する対応、職員の不祥事について問いました。
 職員の不祥事は、交通局職員が本来職務に使用すべき職務乗車証を通勤や私用に使っていたもの。使用履歴が今年1月以降しか残っていないため、もっと長期に渡って不正使用されていたのではと追及しました。
 市長は、安倍首相による改憲については、自らの見解を示すことなく、「慎重かつ十分な国民的論議がなされるものと考えている」との答弁に留まりました。高架橋からの落下事案についてはJR北海道に要請をしていきたいとしました。
 職務乗車証の不正使用については、職務乗車証の管理がずさんであったことを認め、大変重く受け止めているとしましたが、記録が残っていない期間の不正使用については、確認することは困難と答えました。


非正規シングル女性の支援急ぐべき

 池田市議は札幌市における女性の正規職員割合は21大都市中18番目と低く、加えて結婚、出産、育児などで仕事を辞めざるをえない女性が全国と比べ多いと指摘。また市内の企業では女性が働き続けるための取り組みが遅れていると指摘し、企業への働きかけを求めました。
 さらに非正規で働くシングル女性の問題を取り上げ、東京・大阪などの調査では、非正規で働いている理由として「正規で働ける会社がなかった」との回答が6割を占めていたとの結果を示し、「望んで非正規職についているわけでない。がんばっても低賃金から脱却できない実態にある。親の介護や、自身が病気にでもなれば途端に生活が破壊する」と指摘し、市として実態を把握するとともに、具体的な支援策を急ぐべきとしました。
 市長は企業への調査では、「必要な取り組みがわからない」「勤務させた事例がない」といった声が多く、女性が働きやすい環境づくりに向けてのノウハウが不足していると考えるとし、企業の取り組みを後押しできるよう働きかけていきたいと答えました。非正規シングル女性の支援策については、「国や他都市の動向も見ながら逐次検討していく」との回答に留まりました。

 声をしっかり聞く調査を

 池田市議は再質問で、「ずっと非正規では年金にも響いて貧困から抜け出せない。弱い立場の女性に視点を置くべきで、どのようなことをいつまでに検討するか」と問いました。
 市長は、「非正規でシングルの女性がどれくらいいるか実態把握が困難、調査手法の検討が必要。対応については国や他都市の調査も踏まえ考える」と答えました。 池田市議は非正規シングル女性の方々の声をしっかり聞く市独自の調査に踏み出すよう求めました。


指定管理者に無期雇用、正社員化求めるべき

 地域経済の活性化には個人消費を増やすことが必要です。そのためには雇用の安定が求められます。池田市議は指定管理者に対し、雇用される者の無期雇用化もしくは正社員化をはかるよう求めるべきとしました。
 札幌市では423の施設が指定管理者によって管理されています。ここで働く3682人のうち66・6%が非正規職員で、池田市議は「市みずからがワーキングプアを生み出しているのではないか」と指摘。 来年4月から改正労働契約法がスタートし、5年を超えて有期労働契約が反復更新された場合は本人の申し込みにより、無期労働契約に転換することとなることから、指定管理者に無期雇用化を求めるべきであり、市としてどのように対処するのかを問いました。

 介護士、保育士へ市独自の支援を

 また、介護士、保育士の人材不足について、いずれも給与月額が22万程度で、一般職種の33万程度と大きな格差があることが問題と指摘。処遇改善が国の施策で行われているものの、支給は一時的で安定的所得にならないとし、他都市で行っている「家賃補助制度」など、市独自で介護士、保育士が働き続けられるための支援策を求めました。
 町田副市長は、指定管理者を選定する場合、非正規から正規への転換に向けた提案がある場合は、それを高く評価することで安定的な雇用をうながしていると回答。改正労働契約法については必要に応じ適切に指導していくとしました。 介護士等の処遇改善については、国の責任で行うべきものと考えるとし、働き続けられる環境整備のため今後とも(国に)要望していきたいとの回答に留まりました。


中小のコジェネプランも、温暖化対策

 池田市議は総発電量のうちデンマークでは56.2%、ドイツでは26.2%が再生可能エネルギーであるのに、日本は14.3%に過ぎないことを示し、 札幌市としても再生可能エネルギーを飛躍的に普及させるべきとして、市の対応を問いました。
 札幌市は「都心エネルギーマスタープラン」において、都心部においてコジェネを導入することで、温暖化の原因となるCO2の排出を押さえる計画を持っています。 池田市議は、コジェネを都心部の大規模なものだけでなく、中小規模のプランも考えていくべきとし、すすきのエリアにも導入することを求めました。
 吉岡副市長は、札幌市は2030年に市内の電力消費に占める再生可能エネルギーの比率を30%にする目標を掲げており、今後も一層温暖化対策の取り組みを進めていくとしました。 コジェネの導入については、高い取り組み効果が期待できる範囲に限定するとし、すすきの等のエリアについては今後のビルの建て替動向やまちづくりの進展状況を注視していくとの答弁に留まりました。

 コジェネ:コジェネレーションの略、電気だけでなく発電する際に出る排熱を利用し暖房用の熱も取り出すことで、暖房用のボイラーが減らせCO2の排出が減る。


在宅医療、訪問看護と利用者の負担軽減

 池田市議は、医療技術の進歩により自宅で高度な医療機器が使えるようになってきていることや、ガン患者についても3割が自宅療養を希望しているなど、今後在宅での医療が増えると考えられるが、 一方では家族に迷惑をかけるのではとか、何かあった時にすぐ診てもらえるかなどの心配があり、患者と家族が安心して在宅医療が続けられるように援助する「訪問介護」の役割が高まっているとして、必要とされる人材の育成等、市の対応を問いました。
 また、「ガン治療は『自分の命をとるか家族の生活を取るかの選択』といわれるほど経済負担が大きい。高額療養費制度があるものの、毎月の支払いはきびしいし、これに訪問介護や訪問看護が加わるとさらに重くなる」として、実態を十分に把握し、費用負担軽減にどのような手だてが取れるか検討すべきと求めました。
 岸副市長は、「訪問看護」の役割は重要であると認識しているとし、今後の在宅医療の需要を踏まえながら、必要となる人材の育成に取り組んで行きたいと答えました。ガン治療に関して保険制度以外で経費負担の軽減を行うことは、ガン以外にも脳血管疾患など費用負担が高額となる病気もある中、難しいとしました。 池田市議は再質問で、「在宅ガン治療は高額療養費制度を使ってもなお重い負担となる。今後、どんな手だてで軽減できるか提案すべき」と求めました。


高齢者の生活支援

 免許返納しても公共交通整備は

 池田市議は、今後高齢者の免許証返納が増えると考えられるが、免許証を返納した高齢者の移動手段をどう確保するか。 国からは「高齢者の移動手段を確保する公共交通網の形成促進」が通知されているが、市としてどのように対処していくかと問いました。
 岸副市長は、今後、関係施策を検討するに当たっては、免許証返納の実態を踏まえる必要があると認識しているとの答弁に留まりました。

 敬老パスをタクシーに

 札幌市は「まちづくり戦略ビジョン」で、「自家用車を利用しない市民も安心して暮らせるよう生活利便機能の維持・向上を推進する」としています。 池田市議は、免許証を返納してしまえば通院や買い物ができなくなると言う不安を解消するため、敬老パスにタクシー利用も含めることを検討するよう求めました。
 岸副市長は、敬老優待乗車証(敬老パス)という制度の維持可能性という観点からタクシーへの拡大や新たな移動手段の確保は困難と答えました。池田市議は再質問で、雪が降ると高齢者から「タクシーが使えたら」の切実な声が聞かれるとして、タクシー会社も含め検討すべきと求めました。

 市営住宅にオイルサーバーを

 池田市議は、エレベーターの設置されていない市営住宅で、高齢者が4階5階まで、ポリタンクに入った灯油を持ち上げるのは大変な困難、火災の危険性もあるとして、外付けのタンクから各戸に灯油を供給するオイルサーバーを設置するよう求めました。
 岸副市長は、オイルサーバーの設置は多額の費用を要することから、どのようなことが可能か今後検討してまいりたいとの答弁に留まりました。池田市議は再質問で、「新たに生じた問題ではない。前からあった問題であり早急に対策を取るべき」と設置を求めました。


 詳細は 池田ゆみ 第4回定例市議会(2017年)代表質問




第3回定例市議会報告(2017年)


市民負担増、マイナンバー、
ICT活用事業などを含んだ決算に反対

 第3回定例市議会(決算議会)は10月31日、本会議を開催し、代表討論と各議案の採決を行いました。
 日本共産党を代表して池田ゆみ市議が代表討論を行い、2016年度の決算認定に反対するとともに、市民が必要としているのは都心の大型開発ではなく、公共施設や福祉施設の拡充、耐震化などであり、このような視点で来年度予算の編成に取り組むことを求めました。 

 詳細は 池田ゆみ 第3回定例市議会(2017年)代表討論


 医療費無償化どこまで進めるか
子どもの貧困対策計画に示すべき

 池田ゆみ市議は、決算特別委員会で、子どもの貧困対策について取りあげました。
 札幌市は、2016年度に子どもの貧困調査を行いました。この結果をもとに今年度、子どもの貧困対策計画(期間:平成30年度〜34年度)を作成します。現在その素案概要が示されている段階です。
 池田市議は子どもの貧困対策について、「貧困をなくすための具体的数値と改善目標を持ち、毎年、計画の進捗状況を把握するべき」と主張。 あわせて「子どもの貧困対策計画を推進する予算と権限を持った担当部署の設置について検討する」よう求めました。
 また「経済的な理由で受診抑制が起きないよう、市長公約でもある子どもの医療費無償化の拡充をどこまで進めるか、計画に示すこと。学校給食費の無償化や就学援助の拡充など、急がれる課題は計画の中で明確に位置づけること」を求めました。
 子どもの貧困対策計画は、来年の第1回定例市議会での論議になります。第1回定例市議会では実効性のある計画となるよう論陣を張っていきたいと思います。
 本計画についてはパブリックコメントを求めることともなりますので、皆さんも意見を出してください。


北朝鮮問題、子どもの医療費などただす

 第3回定例市議会は9月27日、日本共産党を代表して伊藤理智子市議が代表質問に立ち、北朝鮮問題、核兵器禁止条約、子どもの医療費、都心アクセス道路、環境とまちづくり、マイナンバー制度などについて市の姿勢をただしました。
 北朝鮮問題について伊藤市議は「軍事衝突は絶対に避けなければならない」と訴え、「米朝両国が直接対話に踏み出すよう市長として政府に働きかけるべき」と求めました。 秋元市長は、国が「国際社会と連携を図り、しっかりと対応してもらいたい」と述べるに留まりました。
 子どもの医療費無料化の小学1年生への拡充に関して「市長公約であり、任期中にせめて小学6年生まで実施すべき」と迫りました。市長は「まずは1年生までの拡大を着実に実施したい。拡充については財源も勘案しながら判断したい」と述べました。
 地下構造が有力視されている都心アクセス道路について、伊藤市議は気候変動に伴う大雨が多発していると指摘。道開発局が作成したシュミレーションで、310ミリの雨が降った場合、豊平川の水位がピークとなり堤防が決壊、30分後には創成川通のアンダーパスが水没すると強調。 「そこに1000億円もの道路を整備しようというのは大雨が頻発する時代に逆行している」と警鐘を鳴らしました。

 詳細は 第3回定例市議会(2017年)代表質問(伊藤理智子)




第2回定例市議会報告(2017年)


 ICT活用戦略事業含む補正予算に反対

 第2回定例市議会は6月13日閉会しましたが、日本共産党市議団はICT(情報通信技術)活用戦略推進事業費6千万円を含む一般会計補正予算および、介護報酬単価の切り下げ、要支援1,2の介護保険はずしなど改悪が進む介護保険会計補正予算に反対するとともに、市職員、市立学校教育職員退職手当条例の改正等の案件に賛成しました。
 国や市が持っている情報を民間企業が活用できるようにする「官民データ活用推進法」が昨年12月成立しました。この推進のため、予算の半分を国が出すという公募事業が打ち出されました。札幌市はこれに選ばれることを見込んで総額1億2千万円の事業のうち6千万円を市の補正予算として提出しました。
 市はスマホのアプリを使って外国人観光客から情報を得たり、チカホでの個人の行動情報を収集するなどするとしています。
 国は個人情報は匿名化するから個人情報漏洩の心配はないとしていますが、現在の情報技術では個人情報を匿名化しても、様々な情報を合わせることで個人を特定できます。
 「共謀罪」法案が強行可決され、国民の監視が強められようとしている中、国の政策を先取りし市民の情報を積極的に提供しようとする方向には市民の理解は得られません。マイナンバーの漏洩も相次いでいます。個人情報の保護こそ市政の果たすべき役割です。


学校給食無償化意見書、安心・安全の医療・介護意見書採択

  日本共産党が提案し民進党などとともに提出した学校給食の無償化を求める意見書、安全・安心の医療・介護の実現と夜勤交代制労働の改善を求める意見書は、自民党は反対したものの公明党が賛成し採択されました。
 二つの意見書は市民の立場に立てば道理あるものです。二つの意見書に対し、自民党は珍しく反対討論に立ち反対する理由を述べました。
 採択された意見書は関係する省庁に送付されます。こうした意見書が多くの市町村から上がってくれば、政府としても無視できなくなり、市町村に対する助成措置などの対策を取らざるを得なくなります。

共謀罪、核兵器禁止条約、オスプレイは自・公の反対で不採択

  「共謀罪」法案の撤回を求める意見書、核兵器禁止条約の交渉会議に政府が参加することを求める意見書、オスプレ飛行訓練中止等を求める意見書の3件はいずれも、日本共産党、民進党、市民ネット等が共同して提出しましたが、 自民、公明の反対で不採択となりました。


 第2回定例市議会(2017年)代表質問(太田秀子)




第1回定例市議会報告(2017年)


都心部の大型開発より 個人消費底上げが必要

  第1回定例市議会(予算議会)は2月21日から3月30日の日程で開催されました。
 新年度予算では、冬季オリンピック、新幹線延伸、駅前開発、都心アクセス道、MICEと、都心部の大型開発に一気に進んでいく方向が明らかになりました。
 一方で、年収300万円未満の世帯が41・8%を占め、市民1人あたりの雇用者報酬もここ12年間で43万円も減っています。消費税の増税に加え、介護保険料や年金の度重なる負担増が家計を圧迫しています。
 日本共産党市議団は、「都心部の大型開発は大手建設会社の支援にはなっても、市民の懐は潤わない。市民の消費を促し、域内経済を活性化させることが大切。そのための直接的支援が必要」と主張。

 給食費無償化 国保料引き下げを

 新年度の一般会計予算の1%、99億円を使って、いま全国で取り組みが始まっている小中学校の給食費無償化に68億円、高すぎる国保料の1世帯あたり1万円の引き下げに30億円をあてるなど、市民の願いに応える福祉施策をすすめることは、可処分所得を引き上げ、個人消費を底上げすることにつながるとし、その実現を求めました。


 希望者全員が入所できる 認可保育所を

 池田ゆみ市議は3月24日予算特別委員会で、待機児童対策について質問しました。
 池田市議は、保育の充実を願う9万人余りの署名が市に提出され、保育連絡会の“保活”実態アンケートに「何園も見学したが空きがなく、むなしかった」「無認可でお金がかかり送り迎えも大変、2人目も欲しいが考えてしまう」などの声が寄せられていることを紹介。 「これをどう受け止めているのか」「待機児童は1599人(昨年10月)と、保育所の整備数を上回るが、減らない状況をどう分析しているのか」「待機児童のうち、848人が『特定の保育所のみを希望し、入所していない児童数』だが、その理由は何か」とただしました。
 中出支援制度担当部長は、「女性の社会進出が進むなかで保育を望む保護者が増えている」、保育所の整備で「潜在的な保育ニーズが喚起されている」とし、「特定保育所のみ希望」については「圧倒的には自宅に近い保育所で、次いで上の子が入っている保育所に預けたいというもの」とのべました。
 池田市議は、「特定保育所のみ希望」について、「当然の願いではないか、相談にはどう対応しているのか」とただしました。
 中出部長は「全く同じ気持ちであり非常に理解できる」としつつ、「可能な限り希望に沿えるよう入所調整の基準表(点数)を改定した。保育コーディネーターや職員が利用可能なサービスを紹介する」などと答えました。
 池田市議は、「保育所が足りないことが問題。ゼロ歳から就学前まで入所し続けられる認可保育所を増やし、希望するすべての人が入所できるようにすべき」と求めました。
 中出部長は「小学校就学前までの一貫した保育サービスを保障することは非常に重要」「適切に供給の確保に努めたい」とのべました。


 都心アクセス道アンケート、否定的意見も多く

 昨年(2016年)秋、札幌市は「都心アクセス強化(創成川通の機能強化)に関するアンケート」を行いました。
 中身は都心アクセス道に何を期待するかを答えさせるもので、「アクセス道は不要」など、これに否定的な選択項目はありませんでした。
 しかしアンケートの最後には、意見の自由記入欄があり、ここには「都心アクセス道より他にやるべき事がある」「いまでも苦しい市の財政の中で経費はどうする」など、アクセス道に否定的な意見が多く書かれていました。
 アンケートは全部で1004通寄せられ、このうち自由記入欄に記載があったのは474件で、その中身はアクセス道に賛成、反対、その他(賛否不明)がほぼ1/3ずつでした。
 市の「アンケート調査結果の概要」では、アクセス道に期待する声が多かったことを強調し、市民の疑問や反対の意見には全く触れられていませんが、これだけの反対意見があったことは、市も重く受け止めるべきです。
 都心アクセス道は、全て地下構造で整備した場合には1,000億円規模の事業費がかかると言われています。市民にとって不要不急の無駄な大型公共工事となることは問題です。
 創成川通の機能強化は、右折ラインなど交差点改良を中心とした道路整備と冬の除排雪強化策で進めるべきです。

 都心アクセス強化(創成川通の機能強化)に関するアンケート結果  

 都心アクセス道とは  


 支払いが困難な市民の声を受けとめよ 市税滞納対応に

 3月8日予算特別委員会で、市税の滞納世帯が増えている中、市税事務所と各部局との連携強化について質問しました。
 市税事務所での相談件数は来庁と電話を含め、2016年で189,362件にも上ります。税金が払えない方々は国保料や公共料金など複数の滞納を抱えています。「こうした相談者への対応はどう進めているのか、関係する部局につなげているのか、職員の研修は行っているのか」とただしました。
 遠藤税制部長は、「滞納されている方の状況に応じて福祉や生活を所管する部署に案内している」「生活支援の研修として、ゲートキーパー(悩んでいる人に気づき支援につなげる「命の門番」)研修を約30名の新入職員に実施した」と答えました。
 私は、「差し押さえ件数は2010年の6,858件から昨年は10,156件へと増加している」ことを示し、滋賀県野洲(やす)市では「市民の生活を壊してまで滞納整理をするのは本末転倒。生活を壊さず納付してもらうのが原理原則」と市長がのべていることを紹介し、「他の部局との連携を強め、支払いが困難な市民の声をしっかり受け止めること」を求めました。


 国保料引き下げ陳情(3万6571人の署名) 継続審議に

 趣旨説明(右)と傍聴するみなさん。


 札幌市議会厚生委員会で3月3日、「札幌市の高い国保料の引き下げを求める会」(山本完自代表)が提出していた、国保料の引き下げを求める陳情の審査がありました。日本共産党は採択を求めましたが、自民、民進、公明の多数によって継続審議となりました。
 市の国民健康保険は29万6000世帯が加入していますが、多くの加入者が高くて払えないと納付困難に陥っています。「求める会」は、市議会に3万6571人の署名を提出してきました。
 東区の久慈春美さん(佐藤優子さん代読)と清田区の草野祐二さんが、陳情の趣旨を説明。「そもそも保険料が高すぎる。払える保険料にしてほしい」と市に訴えました。
 日本共産党の太田秀子市議は質疑で、「署名には高すぎる保険料を引き下げてほしいという市民の切実な思いが込められている」と指摘。「引き下げには、一般会計からのさらなる繰り入れが必要であり、政治決断しかない。市民は苦労して保険料を払っているのに、市ができないというのはおかしい。払える国保料にして市民とともに制度を支えるべきだ」と迫りました。
 板垣昭彦副市長は「負担感が強いというのは認識している」と言いつつも、「市の財政状況は潤沢でなく、現時点では保険料のすえ置きが最大限のとりくみだ」と開き直りの姿勢でした。


 アスベスト問題 責任の所在不明確 

 小中学校で煙突の断熱材が剥落し、アスベスト(石綿)が飛散していた問題で、市教育委員会は2014年と16年の2度に渡って文科省から煙突の点検を指示されていながら、点検をせず、06年に行った別の調査を流用して「問題なし」と報告していました。
 ところが、昨年10月、13の小中学校でアスベストが飛散していたことが発覚し、第三者による検証委員会が調査を進めてきました。この報告書が二月に公表されたのをを受け、池田市議は2日、 文教委員会で市の対応をただしました。
 池田市議は、流用した06年調査の際、「断熱材が経年劣化で剥落する恐れがあることは認識していたが、飛散する可能性は低いと考えていた」と報告したことについて、「飛散する危険を全く認識していなかったのか」と迫りました。
 本居学校施設担当部長は「ふさがれた煙道確保のための修繕を優先していた」と述べ、飛散する可能性は考えていなかったと繰り返しました。
 池田市議は「子どもの安心・安全、地域住民の健康に関わる事態であり、あってはならないことだ」と批判、「虚偽報告の責任の所在を明確にすべきで、報告は不十分。引き続き部局内で調査すべき」と求めました。


 国保料引き下げに頑張ります

 「札幌市の高すぎる国保料を引き下げる会」(会長:山本完自弁護士)は2月3日、札幌市議会へ「国民健康保険料の引き下げを求める陳情」を提出するとともに、各会派への要請を行いました。
 さらに2月21日第二次の陳情署名の提出と会派要請を行いました。この日までに提出された署名の累計数は35,824筆となりました。
 「引き下げる会」のメンバーは日本共産党市議団にも要請に訪れました。市議団全員で対応、代表して伊藤団長が陳情書を受け取り、「陳情採択に向けて共にがんばりましょう」と激励しました。
 議会に提出された陳情は、厚生委員会に付託され、3月3日(金)午後1時から審査が行われることとなりました。


 マイナンバー記入するな 市議団、市長に申し入れ

 日本共産党札幌市議団は1月24日秋元市長に対し、「特別徴収税額の決定通知書」へのマイナンバー記載中止を要請しました。
 総務省は個人住民税の「特別徴収」(給料天引きのこと)を新年度から徹底すると同時にマイナンバーを普及させるため、市町村住民税などの特別徴収税額の決定通知書に従業員のマイナンバーを記入するよう各自治体に指示しています。
 党市議団は、「通知書にマイナンバーを一方的に記入することは個人の意思を無視するもので、ナンバー漏えいの危険性とともに、事業者への新たな負担をもたらすもの」と指摘し、中止を強く求めました。
 対応した遠藤税政部長は「地方税法の様式にマイナンバーが義務づけられている。札幌市としては、簡易書留で送ることを考えている。事務の効率化を図るためにも必要」と答えました。
 市議団は「マイナンバー法では個人番号の提出を求めることができるとされているが、義務づけられているわけではない。東京中野区では記載しないと決めた。札幌市も再考すべき」と迫りました。 


第4回定例市議会報告(2016年)


 日本共産党はアスベスト問題、就学援助金の早期支給、都心アクセス道などについて追及しました。


 アスベスト問題

 アスベスト問題について代表質問で田中市議が追及、「市が2006年に実施した調査で、53の小中学校で煙突断熱材の劣化が疑われる異常を認めながら、ボイラーを運転しており、この10年間、アスベストが飛散し続けていた可能性は否定できない」と指摘。「どれだけ飛散し続けていた可能性があるか明らかにすることは、市民の健康を守る本市の責任ではないか。改めて専門家の意見も聞きながら実証実験をすべき」と迫りました。
 吉岡副市長は、実証試験について「断熱材が剥離した施設の状況を実験において厳密に再現することは困難」と述べ、「今後、アスベスト飛散の可能性などについて専門家の意見も聞いて検証していく」と答えました。

 

 生保世帯、就学援助世帯にも給食費返還を

 市は、アスベスト問題で給食が停止されていた間の給食費を返還することとしましたが、文教委員会で池田市議は、「給食費が免除されている生活保護世帯や、就学援助世帯に対しても、その間弁当を持たせるなどして経費がかかっている」として、同様に返還を行うことを求めました。

 

 就学援助金、中学で3月支給に。継続して改善訴え実現

 就学援助金が中学校で、入学前の3月に支給されることになりました。共産党市議団は昨年10月以来、毎回の市議会で入学前の支給を求めてきました。今回は今までこの問題を取り上げてこなかった民進党が代表質問で取り上げ、これに市が答える形となりました。
 代表質問は、議員数の多い順に回ってくるので、すっきりしない感じもしますが、今まで粘り強く訴えて来たことが、他会派の賛同も得て実現したことは喜ぶべき事です。
 民進党の質問に対し、小学校については言及がありませんでした。田中市議は、「小学校への入学準備金の支給総額は昨年で4100万円であり、中学生と併せ小学生への入学準備金も入学式に間に合うよう支給する決断を」と求めました。
 長岡教育長は、「時期的な課題があることから、今後その可能性について検討していく」と答えました。

 

 アクセス道ありき

 都心アクセス道については、市はなんとしても作りたいと、理由にもならない理由を並べています。これに賛成する自民、民進、公明は、どんな効果があるかを、市側に答弁させる質問を行っています。
 これからは人口減少、低賃金による若者の車離れ、高齢者の免許返上など、車の数が減ってきます。しかし、市はこうした面には一切ふれません。

 

 マイナンバー含む補正予算に反対

 市は来年7月から開始される「他団体情報連携」に向け、税のほか、高齢・障がい、母子保健情報など福祉分野のシステム改修を業者に委託し、データ移行などの作業を進めるとして、今年度中に契約を行うこととしました。このために補正予算には、マイナンバーに関連し、合計1億8900万円の債務負担行為が含まれていました。
 平岡市議は、「マイナンバーは、個人情報の流出が避けられず、多くのトラブルが発生している。これを他の自治体などとつなげれば、トラブルの際の被害はいっそう広がることになる。どのような対策をとっても、情報を盗み取ろうとするものとのいたちごっこが繰り返されるだけ」と指摘。
「このようなマイナンバー制度はやめるべき」として、関連する補正予算に反対しました。

 

 特別職期末手当引き上げに反対

 職員給与条例等の一部を改正する条例案について、平岡市議は、「人事委員会勧告に基づき、職員給与を0・15%引き上げ、期末・勤勉手当を0・1か月分引き上げることには賛成」としました。しかし、「市長、副市長、市議会議員など特別職の期末手当まで0・1か月分引き上げることは問題」と指摘。
 また、一般職の扶養手当について、「子にかかる手当額の引き上げ等の見直しをする一方で、配偶者にかかる手当額を、引き下げることは、子どものいない世帯にとっては年間9万円もの引き下げとなる」と指摘。「特別職への手当て引き上げをやめ、それを配偶者にかかる手当額の維持に使うべき」としました。
 さらに、平岡市議は、「職員の給与条例も、特別職の給与条例も一括して一つの条例案として提案されたことから、賛成できる部分が多くても、反対すべき部分があれば、すべてのものに反対する形をとらざるをない」と指摘。「今後、条例の改定案はできるだけ個々に提出されること」を求めました。

 

 チカホでカメラ撮影? 

 第4回定例市議会では、国からの地方創成交付金(2900万円)を使って地下歩行空間におけるICT(情報通信技術)活用実証実験事業を行うことが報告されました。
 地下歩にカメラを設置し、どんな人が何時頃、何人くらい通るかなどを無差別に収集するものです。当然、どんな服装をしているかなどの情報も収集されます。
 その大量の画像情報を解析し、新製品の開発や販路拡大など、企業に活用させようとするものです。
 カメラの画像解析技術は格段に進歩しており、現在では個人の特定もできるとされています。プライバシーの侵害につながりかねない問題をはらむものです。



 13校でのアスベスト剥離
   虚為の報告を批判 市議会文教委員会で  

 池田ゆみ市議は11月15日、市議会文教委員会で、13の小中学校でアスベストを含む煙突用断熱材が剥落していた問題をただしました。
 市教委は、文科省から煙突用断熱材の点検を指示されながら、2014年と16年の二度に渡って点検せずに「問題なし」と報告していました。
 池田市議は「2014年に石綿障害予防規則が改正され、アスベストの除去や飛散防止措置が義務化されたが、その際の文科省の指示を『重要と認識していた』というが、それならなぜ今年度予算で調査費を要求しなかったのか」と迫りました。
 本居学校施設担当部長は「重要性の認識は個々にはあったが組織内で共有されていなかった」と答えました。
 池田市議は「必要な調査という認識はあったといいながら虚為の報告をし、何もなければ今回も『問題なし』と虚為の報告をしようとしていた。あってはならないことだ」と厳しく批判しました。
 用務員などがアスベストの危険性を知らずに「良かれと思って点検口にたまっていた灰を取り除いていた可能性がある」と、ばく露の危険を指摘し、従事者の把握や正確な情報提供を行うよう求めました。

 

 アスベスト問題で申し入れ

 小中学校など市の施設でアスベスト(石綿・発ガン物質)を含む煙突用断熱材が劣化し、剥がれ落ちていたことが発覚しました。この影響で給食の提供が一部止まっている学校もあります。

 党市議団は11月7日、この問題で市に対し、緊急の申し入れを行いました。


  「問題意識がなかった」ではすまされない

 市の調査(11日現在)では、対象とされる312施設中42施設で断熱材の剥離が確認され、小中学校13校を含む30施設(まだ検査中の施設もあり)でアスベストが含まれていることが明らかになりました。

 市教育委員会は国からの点検の指示を受けていたにもかかわらず点検を怠り「問題なし」と報告していました。

 伊藤りち子市議団長、池田ゆみ市議らは、問題の早期解決を進めるため「万全な安全対策を行い、アスベスト除去工事を行うこと」、「給食の再開に全力をつくすこと」など6項目を要請しました。

 対応した町田副市長は「緊急かつ抜本的な対応が必要。災害対応という形で対応していく」と話し、給食の問題については「どう対応できるか教育委員会に研究させている」と応えました。

 村上市議が「国から2回に渡り調査要請があったにもかかわらず、なぜ調査しなかったのか」と問うと、町田副市長は「アスベストに対するきちんとした問題意識がなかった」と述べました。

 太田市議らは「給食の代わりにお弁当をつくるのも大変な家庭もある。一日も早く温かい給食を子どもたちに出して欲しい」と求めました。


  区民センターも暖房ストップ

 アスベストの健康被害はすぐには現れず、長い年月を経て現れます。

 2005年には大手機械メーカークボタが石綿セメント管を製造していた尼崎の工場(1975年停止)から飛散したアスベストによる住民被害が明らかになり、補償にまで発展しました。こうした事態を受け国からの点検指示がなされていたにもかかわらず、点検を怠った市の責任は重大です。

 11日現在、月寒中、西岡中で給食が一部中止となっています。煙突改修には少なくとも1月半かかると見込まれています。豊平区民センターも暖房が止まり、各部屋に石油ストーブが配置され、ロビーはバーナーで暖房(写真)しています。

 アスベストが検出された施設周辺での大気中のアスベスト濃度の測定も行われています。現在の所「未検出」又は1本/L以下となっていますが、改修時の飛散防止対策も課題となります。



第3回定例市議会報告(2016年)


 学童保育 パソコン導入補助、速やかに実施を

 池田ゆみ市議は10月26日、決算特別委員会で民間学童保育所の支援について質問しました。

 池田市議は、「民間学童保育所は施設の老朽化対策や減免制度への補助の拡充など、指導員や保護者から切実な要望が出されている」とのべ、「たまった会計の仕事を勤務先で休憩時間に行っていて休みもとれない」という保護者の声を紹介、「国が事務負担の軽減策としてパソコン購入の補助メニューを用意していると聞くが、すみやかに実施すべきではないか」とただしました。

 岡部子ども育成部長は、「国から正式な交付要綱が示されていないが、今年度限りの措置であり、お示しできる段階になれば速やかに対応したい」と答えました。

 池田市議が「今年度限りであれば来年2月の最後の運営費交付に合せて支給すべきではないか、上限50万円と聞くが、どういうものに使えるのか父母の会や指導員の要望を聞くべき」と求めると、岡部部長は、「時間との兼ね合いもあるが、聞くように対応したい」と答えました。

 池田市議は、「昨年4月から指導員に専門資格が必要となり2名以上の配置が義務づけられている。5年間の経過措置がとられているが資格取得は進んでいるのか」とただしました。

 岡部部長は、「必要と見込まれる対象者は870名で、今年度中に130名が受講完了予定」と答弁。池田市議が「740名が残るが、あと3年で完了の見込みはあるのか、札幌市独自の研修を考えていないのか」とただすと、岡部部長は、「実施主体の北海道と受講期間の拡充について協議し、希望者が受講できるよう詰めていきたい」、札幌独自の研修は「状況によって検討することが必要」とのべました。


  学校の定期検診
 精密検査未受診 背景に貧困も

日本共産党の池田ゆみ市議は、決算特別委員会で小中学校の定期検診について質問しました。

 池田市議は「昨年の定期検診で、尿検査では精密検査が必要と判定された小中学校の児童・生徒580人のうち61人が検査を受けず、心臓検査では同じく406人のうち107人が検査を受けていない」とし、「必要な検査を受けていない児童・生徒がいることをどう受け止めているのか、どのように受診を進めているのか」とただしました。

 本居学校施設担当部長は、「好ましい状況ではなく文書で通知しており、特に精密検査が必要な心臓検診や血管検診については改めて通知し、受診を促している」と答えました。

 池田市議は、「歯科検診では、本市の虫歯の未処置の割合が幼稚園で34・17%と政令市中ワースト1位、小中学校で26・75%で同じくワースト3,高校でも26・28%でワースト3」と指摘。

 貧困化の中で子どもの歯がぼろぼろになっているという歯科医の実態報告を紹介し、「必要な治療を受けられない背景に、貧困化の問題があるのではないか」「無料低額診療制度の周知をどのようにすすめているのか」とただしました。

 本居部長は、無料低額診制度について「全市の養護教諭を対象とした研修会で周知しており、本市の学校病治療(就学援助の医療費補助)の助成などとも合わせて保護者に知らせていきたい」と答えました。


 市民に寄り添って 市税の納付相談を

 池田ゆみ市議は7日、決算特別委員会で市税の納付相談について質問しました。 

 池田市議は、「2015年度の市税の滞納者は60、157人、差し押さえは10、156件に達している。市民の暮らしの厳しさが推察される。それだけに納付相談は重要な役割を持っている」と指摘。「この4月から納税者による申請が認められた『換価の猶予』(※)などの周知はどのようしているのか。生活に困窮する世帯が増えており、市民に寄り添った納付相談をすべき」とただしました。 

 遠藤税制部長は、「『広報さっぽろ』などで周知している」「納付困難な事情を十分聞き取り、相談に応じるようにしている」とのべました。これに対し、池田市議は、威圧的な対応で相談に行くことに躊躇する事例もあるとのべ、「無理な納付計画の押し付けにならない対応が必要」と求めました。 

 また、来年度からはじまる市税のクレジット納付について、池田市議は「相談者はそもそも生活が大変で支払いが困難になっている。こうした方にクレジット払いはすすめるべきでない」とただしました。遠藤部長は「納付期限を経過したものはクレジット払いができず、市税の納付相談でクレジットカードをすすめることはしない」と答えました。 

 ※「換価の猶予」とは: 

 「換価」は差し押さえた財産を現金(公売)にすることで、一定の要件により猶予されます。これまで市長の職権によるとされていましたが、地方税法の改正で納税者による申請が認められました。

 

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