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区民要求の実現

Title IKEDA JCP sigikai giin IKEDA Yumi IKEDA Yumi

 2025年区民要求に対する回答概要

 以下、主な項目についてお知らせします。

 回答の全文(76項目)については こちら(pdfファイル)をご覧ください。




  

2025年区民要求に対する回答 概要

 豊平区民の要求を実現する連絡会(9団体で構成)では、毎年区民の要求をとりまとめ、豊平区と交渉(懇談)を行っています。 今年は、11月18日に27名の参加で、76項目に渡る要望について活発な意見交換を行いました。
    


  未完成、順次追加していきます。なお、回答の全文(76項目)については こちら(pdfファイル)をご覧ください。


<暮らしと社会保障>

 学校給食費の無償化

 給食費無償化については、「多額の財政負担が必要となることから国の動向を注視し、対応を検討していく」と、従来の回答にとどまりました。
 参加者からは、「給食費は小学校で月4450円、中学校で5250円、二人三人と子どものいる家庭はかなりの負担となり家計を圧迫。給食は健康な体づくりに必要で、教育の一環。憲法26条では義務教育は無償とするとされており、こうした観点からも無償化をお願いしたい。 いろいろな市町村で無償化が始まっており、国の対応を待つのでなく、市独自での無償化を」と求めました。


 補聴器購入に対する助成

 補聴器購入に対する助成についても、「国の責任において全国一律の制度として実施すべきものと考えている」と後ろ向きの回答でした。
 参加者からは、「北海道では赤井川村で1984年に3万円の補助がはじまった。東京都は全区で補助を実施している。 補聴器をつけることで高齢者の社会参加が広がり、認知症になりにくくなるとの研究発表もある。 役所の窓口でも高齢者で聞こえの悪い人への対応に苦慮される場合もあると思うが、そうならないためにも、 また、生活の質を維持していくためにも補聴器に対する助成を。補聴器はきちんと聞こえるものは高価なので、市として助成をお願いしたい」と求めました。


 減額分の保護費支給を国に求めてください

 2013年から厚労省が生活保護費を引き下げたことに対し、最高裁が違法判決を下しました。減額分の保護費を遡って支給するよう国に要請することを求めました。
 これについては「最高裁判決は重く受け止めている。今後、国の対応のありかたが決まり次第、必要な対応をすみやかに取る」との回答でした。
 生活と健康を守る会からは、「最高裁判決までに13年かかった。区役所も直接関わり、保護費減額に対する審査請求が出され、それが却下され裁判となった。全国で1200人を超える原告が訴え、100名を超える原告がすでに亡くなっている。 『重く受け止める』と言うなら、減額分の全額支給をせよと市から国に言ってほしい」と求めましたが、担当課長は「国の基準に則って運用されているものについて、意見を申し上げるのは難しいが、国の対応が出されればすみやかに対応する」と答えました。
 守る会からは「苦しんできた人の思いに立つことが市民の信頼に応えることになる」と重ねて国に意見をあげるよう求めました。


<安心、安全のまちづくり>

 低所得者へのクーラー設置補助

 クーラー設置補助については、「現時点で考えておりません」との回答でした。
 参加者からは、札幌も本州並の暑さになって、今後も続くと見られ、命にかかわる問題であるとして、低所得者への支援を求めました。 さらに、「生活保護世帯には一定の補助があるのであるから、生活保護すれすれあるいは保護を受けないでがんばっている世帯に補助があってしかるべき。制度を作るべき」と求めました。
 これに対し、「熱中症対策は考えていきたい。クーラーにどうつなげていくか、どう支援していくか上に伝えていきたい」との回答がありました。
 また、クーリングシェルターについて、まちづくりセンターや地区センターなどにも広げてほしいと求め、「幅広くできるように考えていく」との回答がありました。


 バスの減便対策

 12月1日からの冬ダイヤ移行に伴い、またバスが減便されます。バスの運行についてバス会社に市民の要望をどの様に伝えているか問いましたが、 「札幌市公共交通協議会」において協議を行っていることに加え、市はバス業者と日頃から協議を行っているとの回答でした。
 参加者からは、「高齢化が進み、免許証返納でバスにたよらなければならない人が増えているのに、バスは路線の廃止、減便と不便になってきている。 運転手確保に市も助成しているということであるが、バスの便は不便になるばかりで市民の声が届いているように見えない」との訴えがなされ、バス路線と便数の確保に市として更なる対策を講ずることを求めました。


 公園柵の補修

 最近、公園の柵に「入らないで」と書かれた黄色いテープの巻かれた所が増えており、すみやかな修繕を求めました。
 回答では、「黄色いテープは注意喚起のためであり、必ずしも今すぐ危険ということではなく、境界としての役目は果たしている。 豊平区内に公園は259カ所あり、造成から30年以上経過した老朽施設が多くあり、利用上危険な遊具や施設を優先して修繕している」ということでした。
 柵のみならず、ベンチも危険なものが多くあることから、すみやかな修繕を改めて求めました。
 なお、写真にある東月寒第1公園の柵については、経年劣化しているが経過観察及び応急処置による対応を考えているということでした。 また、同公園の2本のプラタナスについては、大きくなりすぎ危険なため対処を求めましたが、9月に町内会と話し、今年度伐採予定ということでした。


日本共産党札幌市議会議員 池田ゆみ ホームページ