年金支給年齢が引き上げられ、働く年齢も引き上げられています。生活保護の中でも就労指導が60才以降も行われ、足腰が痛い、病気があるなどで就労が難しい方にはボランティアを勧めるようです。 目的は「家に篭りがちになるみなさんに社会とつながり、やる気を引き出す」と言われているようです。しかし、このボランティアを強制されているような感じを受ける方もおられるようで、数件相談が寄せられています。
目的は大事だと思うのですが、強制になるとボランティアではなくなります。先日、相談に来られた方も「強制されているようで」と怒っていました。社会とつながり意欲を持っていく事は生きる上で大切。就労指導もボランティアの勧めも機械的に対応されても気持ちがついていかないのではと思います。
病気があればなおさら、自信が持てず不安も大きい。
「生きがい」「やりがい」を大切にし、時間をかけて一歩踏み出せるように親身になって相談に応じてほしいと願います。
14年10月12日付「豊平区新聞」より