「豊平区民の要求を実現する連絡会」は、本年も様々な要求を豊平区に提出し、交渉を行っていくこととしました。身近な要望をお寄せ下さい。
日本共産党豊平区委員会も参加する「豊平区民の要求を実現する連絡会」（８団体で構成）は、先頃、連絡会を開催し、本年も６月をめどに、身近にある様々な要求を豊平区に提出し交渉を行っていくこととしました。
昨年は６月４日に開催し、市側から丁寧な対応をいただきました。出された要求については、制度上、市としての対応が難しいとの問題もありましたが、福住の見通しの悪い交差点へのミラー設置や、道路の補修などの要求が実現しました。
この冬は、昨年同様多くの積雪となりましたが、要望として出されていた平岸高台公園のゆがんだフェンスが取り除かれ、置き石に代えられました。これにより、この地域の除排雪が改善されました。また、月寒西のこうなん幼稚園脇の坂道（一方通行）の歩道の除雪を丁寧に行うよう要望しましたが、今年はきれいに除雪され、ロードヒーティングされている車道との段差も解消されました。
連絡会では、５月初めの連休中に要望をとりまとめることとしています。未解決の要望も含め、困っていることや身近な要望をお寄せください。後日、アンケート用紙も配布しますので活用ください。
15日夜、日本共産党北海道委員会、民青同盟道委員会などによる「ブラック企業・雇用問題を考えるシンポジウム」が市内で開催されました。パネリストとして、川村雅則北海学園大准教授は、保育士や介護労働者の劣悪な労働環境について報告するとともに、「社会保障が削られ、社会全体の構造がブラック企業を生み出している。いろんな壁や垣根を乗り越えて運動を」と呼びかけました。 札幌地区労連の木村事務局長は、深夜手当のない飲食店などの実例を挙げ、「社会保障と最低賃金はつながっている。失業後の保障がほとんどない日本では、最低賃金でも働かざるをえない状況がある」と指摘しました。
シンポジウムには、大門実紀史、吉良よし子の両参議院議員も参加。大門議員は「党がブラック企業規制法案を提出したことで、厚生労働省が調査に乗りだし、違法が見つかり、是正に動いている。今後もブラック企業や異常な働き方を是正させる法案をどんどん出していきたい」と決意を述べました。
党のブラック企業・雇用問題対策チームの吉良議員は、「是正につながるのは国会での追及と世論の力。『ブラック企業や労働法制の改悪は許さない』の声を広げていきましょう」と訴えました。
日本共産党の真下道議も特別発言として、今議会で「派遣法改悪に反対する意見書」を提出するとしました。
参加者からは、介護労働や大学生のアルバイトにおける「ブラック」な実態が語られ、ひどい労働実態に、会場からは驚きの声が上がりました。
日本の労働組合が、大企業の労働者を中心とする「連合」に再編されて以降、雇用の破壊が進みました。企業の横暴を許さず、労働者の権利を守る立場に立った闘う労働組合が少ないのがブラック企業を許している要因ともなっています。ともすると、「働きが悪いのは自分が悪いから」と自分のせいにしてしまいがちですが、労働関係法に違反する働き方については、裁判に持ち込めば絶対に勝てます。問題があれば地区労連や弁護士に相談しましょう。地区委員会でも相談を受け付けています。
４月１日からの消費税増税は許されないと、24日午後、豊平区革新懇、新婦人、守る会等の団体は豊平ビッグ前で宣伝署名に取り組みました。
池田ゆみさんも新婦人の会員としてマイクから「消費税は導入以来、３％から５％と引き上げられ、４月には８％、来年10月には10％まで引き上げられようとしています。社会保障の切り下げ、灯油、食料品の値上げの中、これからくらしのどこを削ればよいのでしょうか。消費税増税で、くらしも経済も立ちゆかなくなることは目に見えています。消費税増税をやめさせましょう」と訴えました。
人通りの少ない午後の時間でしたが、消費税増税が近づいていることもあってか、署名を訴えると、買い物袋を抱えた方々が署名に応じてくれました。この日の行動では消費税増税反対署名とともに、核兵器全面禁止アピール署名にも取り組みました。
市議会議員選挙まであと１年となりましたが、豊平区市政相談室長池田ゆみのポスターができました。この間、困った方々に親身になって相談に乗ってきたやさしいまなざしで、「くらしの願いを市政へ」と訴えているすてきなポスターです。塀や窓に張ってくださるようお願いします。
地区委員会まで連絡いただければお届けします。
３月も終わりになり、急に気温が上がり雪解けが一気に進みました。しかし、道路脇に寄せられた雪は固く凍り付き山になっています。 春先、こんな固い雪山にぽっかりと穴が空きます。下にはマンホールがあります。表面上はわからないものの、マンホールの熱は着実に雪を溶かし、空洞を作っていきます。
野山であれば、空いた穴の中には、狸か狐でも潜んでいそうな気がしますが、町中ではつぶれたペットボトルやポリ袋などのゴミが風に吹かれて溜まっていて幻滅です。
14年03月30日付「豊平区新聞」より