商工新聞の「東電が自殺農業者に賠償」の記事を読みました。
原発事故後、福島県須賀川民商の会員であるキャベツ農家の樽川久志さんが、政府の出荷停止の指示を受け、自ら命を絶ちました。
「人が食べても安全なもの、自分が安心して食べられるものを消費者に届ける」の信念で、50年近く農業ひと筋に生きてきた久志さん。「希望が絶たれ、心が折れていく」その思いを考えると胸が苦しくなります。
東電は、５月４日にようやく原発ＡＤＲ（原子力損害賠償紛争解決センター）の和解案を受諾。賠償はするものの、遺族への謝罪については書面で拒否。
東電の反省も何もない姿に改めて強い怒りを感じました。
復興目指し、国と東電の責任を問う「生業を返せ、地域を返せ」福島原発訴訟の原告の１人として頑張る息子さんや家族の姿に「福島の闘いを私達は忘れてはいけない」と心に刻みました。
この闘いを実らせる政治の実現のために参議院選挙は絶対に負けられません。
みなさん頑張りましょう。
13年06月23日付「豊平区新聞」より