日本共産党豊平区市政相談室長池田ゆみ 池田ゆみのうごき、まちの話題をお伝えします 草の根のとりくみやまちの話題を庶民の目線で伝えたい

池田ゆみからのニュースと話題

Since 2006/10/23
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ニュースと話題

二つの会計決算に反対、基金の有効活用を求める

第3回札幌市議会(決算議会)は、10月31日、本会議を開催し、2012年度の会計決算についての討論と採決を行いました。日本共産党市議団からは、小形市議が討論に立ち、「札幌市各会計歳入歳出決算」と、「中央卸売市場事業会計決算」の2件に反対するとともに、残りの5件については賛成しました。

市民、業者に負担を強いた

討論を行う小形市議討論を行う小形市議

小形市議は、各会計歳入歳出決算について、多くの市民の反対にもかかわらず保育料の10%値上げや児童クラブの延長保育の有料化が行われたこと、定山渓自然の村使用料や建築確認申請時の手数料、夜間急病センターの文書手数料など、施設使用料、各種申請手数料などが引き上げられたことを指摘。市民の所得が低下し、暮らしが厳しくなっている時に、市民にいっそうの負担を強いたことは容認できないとして、決算に反対しました。

中央卸売市場事業会計決算については、業者が支払う使用料のうち面積割使用料(固定した経費)を引き上げたことを指摘。これにより売り上げが下がっても、使用料はさほど下がらない仕組みとなり、卸売り市場における年間取扱量が伸び悩む中、卸売業者に負担を強いるものであるとして、決算に反対しました。

各種基金、繰入金の活用を求める

小形市議は、財政難の中、市として、2867億円にも達している各種基金を有効に活用すべきと指摘しました。特に、15年も取り崩しのない「地下高速鉄道基金」や積み立て過ぎの「霊園基金」の27億円について活用方法を再検討すべきとしました。また、一般会計から国民健康保険へ繰り入れた金額のうち39億円が使われないで一般会計に戻されていることを指摘。これを国保料引き下げに使えば、一世帯当たり1万3千円引き下げられるとし、市民のための財政運営を強く求めました。

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秘密保護法を廃案に

平岸駅前で宣伝

平岸駅前での宣伝署名平岸駅前での宣伝署名

国民の目、耳、口をふさぎ、日本を戦争できる国に導く「秘密保護法」を廃案にと、豊平区委員会は9日午前、平岸駅前で宣伝署名行動を行いました。

マイクからは、「秘密保護法では、何が秘密かは、政府の判断で決められます。何が秘密にされているのかということさえ秘密とされます。さらに、秘密を探ろうとした者も処罰されます。取材や報道の自由は保障すると言っても、何の保障もありません。取材をしていたら、突然、秘密保護法違反として逮捕されかねません。

安倍首相が法案成立を急ぐのは、アメリカと軍事機密を共有するためアメリカから要請されているからです。戦前、日本は国民に何も知らせないまま、戦争に突入していきました。「秘密、秘密」でアメリカとの密約が隠され、気が付いてみたら日本が戦争する国になっていた、ということのないよう、秘密保護法を廃案に追い込みましょう」と訴えました。

午前は中の島駅前で、スーパーに買い物に訪れた人や、地下鉄から降りてくる人々に、原発のない北海道を求める100万人署名とともに、消費税増税の中止を求める署名、秘密保護法に反対する署名を訴えました。「前回は時間がなくて署名できなかったが、今日また署名をやっていてよかった」と駆け寄って署名してくれた方もいました。

広く知らせる必要あり、秘密保護法の危険性

「秘密保護法に反対しましょう」と訴えても、「何のこと?」と聞き返す人もあり、原発などと違ってまだ、その危険性が一般には知れ渡っていません。しかし、マイクの音を聞きつけ、足早に署名用紙に駆け寄り署名していく人もあり、法案の内容を知っている人は、「これは危険、反対しなくては」と感じているようでした。

今、法案の危険性を広く知らせていくことが必要となっています。

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豊平区革新懇・新婦人

月寒中央駅前で宣伝署名

月寒中央駅前宣伝署名 豊平区の革新懇と新婦人は、11月第1回の署名宣伝行動を、7日午後、月寒中央駅前で行いました。

マイクからは、「消費税増税は、家計も景気も壊してしまいます。4月からの増税は中止を。泊の再稼働を許さず、原発は廃炉に」と呼びかけ、署名を訴えました。

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除排雪問題などについて土木センターと交渉

豊平区民の要求を実現する連絡会は、6日午後、冬を控え除排雪問題を中心に土木センターと交渉(懇談)を行いました。

初めに、連絡会の五十嵐代表より、「冬を控え除雪問題等の要望をとりまとめました。この冬の除排雪についての状況を説明いただき、ともに住みよい豊平区を作っていきたい」とあいさつし、要望書を提出しました。

土木センターからは、近年札幌市内の降雪量が多く推移していること、除排雪に要する経費は年間150億円程度で頭打ちとなっていること、近くに雪の堆積場を確保することが困難となっているなど、除排雪の現状について説明がありました。その後、要望書についての回答をいただくとともに、参加者との意見交換を行いました。

道路の補修は雪の降る前に実施

早速補修された平岸はごろも公園横の道路早速補修された平岸はごろも公園横の道路

回答は、初めに6月の交渉の際出されていた道路改修のその後の対応について説明をいただきました。

平岸のはごろも公園横、長専寺裏の道路については、「本格的な改修はできないものの、凸凹を埋めるなどの補修は雪が降る前には行いたい」との回答があり、9日には、さっそく、はごろも公園横の道路が補修されました。

月寒東1条3丁目から6丁目の2条線通りの歩道については、「車の出入りのために歩道が削られるなどして、歩道が波打っており、改修が必要と感じている。いつという保障はできないが、改修に向け検討していきたい」との前向きの回答がありました。

平岸高台公園のフェンスも年内には撤去し石に置き換えるとのことで、これにより、公園内へ雪を投げられるようになり、この地域の除排雪が改善される見通しです。

なお、重機による雪の搬入は公園の施設や木々を傷めるため、禁止されています。

(次号につづく)

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ニセアカシア

ニセアカシア ここ2、3日の冷え込みで、木々の葉がすっかり落ちました。ニセアカシアの梢に実が残って風にゆれていました。花は以前に紹介しましたが、マメ科の木でエダマメと同じような鞘をもった実が付きます。平たい種子はすぐには発芽しないで、地中で何年も生きていて少しずつ発芽してくるということです。

種子だけでなく、ひこ生えでも盛んに増え、根瘤菌が根に付き痩せ地でも良く育つことから、砂防用として北アメリカから導入されましたが、その繁殖力の強さに、外来生物法の「要注意外来生物」とされています。

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13年11月17日付「豊平区新聞」より