日本共産党豊平区委員会は、地域の党組織、後援会とともに、連休初日の12日、平岸駅前と月寒中央で、「原発のない北海道の実現をめざす100万人署名」に取り組みました。
北電が泊原発の再稼働を申請してから3カ月が経過しましたが、豊平区からも、再稼働を許さないとする圧倒的な道民の声を届けようと、ロングラン署名に取り組みました。
午前中は平岸駅東光ストアー前で12名が参加して実施。午後は月寒中央で15名が参加して実施しました。
前日からの雨は上がりましたが、風が強い天気にもかかわらず、普段の2倍の約130筆の署名が集まりました。
マイクからは、「安倍首相は汚染はコントロールされている、封じ込められていると世界に向けて言ったが、これは誰も信じていない。相次ぐタンクからの汚染水の流出、増え続ける汚染水、避難している方々の帰宅の見通しもつかない状態で、どうしてコントロールされているといえるでしょうか。これ以上核廃棄物を増やしてはなりません。原発は廃炉しかありません」と訴えました。
また、泊原発については、「事故が起これば泊周辺だけでなく、全道に被害が及ぶ。原発の新規制基準も政府が安全性を保障するものではない。安全かどうかは、私たち道民が判断すること。再稼働を許すかどうか、高橋知事の責任は大きい。100万人の署名で、知事に再稼働ノーを迫りましょう」と訴えました。
子供連れの父親は、「福島原発からいつまで汚染水は漏れ続けるのか。こどもたちの未来のためにも原発はぜひともなくして欲しい。がんばってください」と激励してくれました。また、買い物帰りのお年寄りは、「年金と同じで、政府は今をなんとかしのげば何とかなると思っている。放射能は何千年、何万年となくならないでしょう。その頃には自分たちはいないからあとはどうなっても良いという考えでないか」と政府の場当たり的対応を批判していました。
7日には豊平区革新懇と新婦人が、中の島生協前で、100万人署名を含め、消費税引き上げ反対、憲法改悪反対、核兵器廃絶などの宣伝署名行動を行いました。
100万人署名は、第4回の定例道議会で高橋知事あてに提出される予定となっています。署名数は100万にはまだまだたりません。現在、全道の様々な団体がこの署名に取り組んでいますが、友人、知人に署名をよびかけてくださるようお願い致します。
署名簿は地区委員会にあります。お知らせくださればお届けします。
現在開かれている札幌市第3回定例市議会、日本共産党市議団は市政のムダを指摘するとともに、市民の切実な願いを実現しようと奮闘しています。
宮川潤議員は4日の決算特別委員会で、市の積立金である基金問題を取り上げ、市民のための有効活用を求めました。
宮川議員は「昨年度末の札幌市の基金残高は21種類で2867億円。市は二言目には財政難を理由に、値上げなどの市民負担を求めてきますが、基金の生きた活用でこれを防ぐことができるのでないか。例えば拡大する『文化芸術振興基金』も『スポーツ振興基金』も『その振興に資する』と条例にあるだけで細かな規定はないので、様々な活用が考えられる。また15年も取り崩しのない『地下高速鉄道基金』や積み立て過ぎの『霊園基金』(27億)についても、活用方法を再検討してもよいのではないか」と求めました。
小西財政部長は「基金設置の経緯もふまえ、条例に定める基金の目的の範囲内で活用を考えていく」と応じました。
宮川議員は「基金の目的、活用方法をその根本に立ち返って見直し、市民のために生きた活用を考えるべき」と強く求めました。
坂本恭子議員は9日の決算特別委員会で、冬を前に灯油価格が高値で推移し、業界からは「今冬は100円超えで推移する」との見方も出ているなか、今こそ福祉灯油、あったか応援資金を実施すべきと追及しました。
答弁に立った中村生活保護担当部長は、「今年は90円後半で推移しており急騰とはいえず、あったか応援資金を実施する環境にはない。また多額の経費を要する割に一部分の給付に過ぎない福祉灯油は効果が限定的。本来、国において対策をとりくむべきこと、個別の物品への対応はできない」としました。
坂本議員は「『国まかせ、効果は限定的』という答弁は言い訳にすぎない。本当に困っている市民の方には切実だ。急騰状況になったら実施するのか、あったか応援資金も貸付ではなく給付にすべきだ」と繰り返し指摘しました。
草と名が付きますが、山野の樹木の下に生える常緑の低木で、高さは大きくても30cm程度です。寒い北国でも緑の葉を年中繁らせ、地下茎で良く増えることから繁栄の象徴として富貴草と名付けられました。
新装なったハローワーク札幌東の道路脇にカバープランツとして植えられています。芝生と同じように地表面を覆うために用いられる園芸植物をカバープランツと呼びますが、こうした常緑の低木類もよく使われます。
数は少ないですが良く探してみると、先端に白い実をつけているものが見られます。ハローワークのものは色も形もあまりきれいでありませんが、山野でみられるものは薄暗い樹木の下で、まるで真珠のように見えます。
13年10月20日付「豊平区新聞」より