豊平区委員会と地域の共産党後援会は、21日、日ハム戦の観戦に向かう人々でにぎわう福住駅前で、宣伝を行いました。原発ゼロへ、消費税増税中止させよう、などと書かれたのぼりやプラカードを掲げ、21人が参加してのにぎやかな宣伝となりました。
マイクからは、原発再稼働、ＴＰＰ参加に突き進む安倍内閣の政策を批判するとともに、暮らしに密着した日本共産党の姿を以下のように訴えました。
泊原発はなくてもこの冬の電力は足りました。日本共産党は、原発が日本に初めて設置された時から、原発に反対してきました。「危険な原発はいらない。泊は廃炉に」、この思いは日本共産党に託してください。昨年12月の衆議院選挙では森つねと氏が原発ゼロにと訴えましたが、この思いを引き続き国政にと、参議院選挙の予定候補として奮闘しています、厚いご支援をお願いします。
安部首相は日本の農業を守る確約もないまま、アメリカのいいなりにＴＰＰ参加を決めました。ＴＰＰ参加で北海道は農業だけでなく地域の経済も崩壊します。先の衆議院選挙で「ＴＰＰ参加阻止」を公約していた北海道の自民党は信用できません。来るべき参議院選挙では、ＴＰＰ参加阻止で奮闘する地元札幌出身の紙智子参議院議員を始め、日本共産党の議席を増やして、ＴＰＰ参加をやめさせましょう。
プロ野球と同じ歴史持つ日本共産党
日本共産党はプロ野球とほぼ同じ歴史を持ち、昨年、創立90年を迎えました。この間一貫して平和と暮らしを守ってきました。今、安倍内閣は、憲法９条を改悪し、日本が外国に出かけていって戦争のできる国にしようとしています。平和憲法の改悪を許すわけにはいきません。日本共産党が大きくなれば、平和を守り安心して暮らせる大きな力となります。
国会論戦の中でも、不当な解雇をやめさせ、サービス残業にきちんと手当を払わせた実績があります。現在開かれている国会では、景気の回復には賃金の引き上げが必要なことを安倍首相、麻生財務大臣に認めさせ、財界に賃金引き上げの要請を行わせました。
日本共産党は多くのみなさんが芸能やスポーツを楽しめるよう国会でも働いてきました。日本共産党が大きくなれば、暮らしの心配もなく子供さんやお孫さんとプロ野球が楽しめる、そういう政治が実現できます。来るべき参議院選挙では、日本共産党を大きく伸ばしてください。
この日の宣伝は１時間とロングランの宣伝となり、３名が交代でマイクから訴えると共に、東日本大震災からの復興、ＴＰＰ参加阻止で活躍する紙智子参議院議員を紹介したビラを配布し、400枚余りを配布することができました。
22日午後、豊平区の新婦人と革新懇は、ハローワーク札幌東前で、４月二回目の宣伝署名行動を行い、消費税増税反対、最低賃金の引き上げ、憲法９条を守る署名を訴えました。
革新懇の生駒事務室長はマイクから、「アベノミクスと騒がれていますが、わたくしたちの生活は少しも良くなっていません。そもそも日本経済がデフレに陥ったのは、小泉構造改革により労働法制が改悪され、働く人の賃金を切り下げ、低賃金不安定雇用の非正規労働者を増やしてきたからです。安倍政権は、雇用の流動化と称し、労働者をいつでも解雇できるよう一層の規制緩和を行おうとしています。勝手な首切りを許さず働く者を大切にする政治に変えましょう。雇用を保障し、最低賃金を引き上げ、暮らせる賃金を保障することで、内需が拡大し日本の経済も発展します。大企業がため込んだ内部留保を賃金のアップと雇用の確保に使わせましょう」と訴えました。
また、新婦人からは、党の市政相談室長でもある池田ゆみさんが、「今、阿部内閣は憲法96条を改定し、憲法９条を変えやすくしようとしています。憲法を変えるべきとする意見の方でも、憲法９条は変えるべきでないとの考えの方が圧倒的多数です。
憲法を変えることより、憲法に書かれている平和で安心して暮らせる世の中を実現すること、憲法を暮らしに生かすことこそ必要ではないでしょうか。平和憲法を守る願いを署名に託してください」と訴えました。
昨年夏に新しくなったハローワークには、車や自転車でひっきりなしに人が訪れ、あわただしい中でも、訴えに快く署名に応じてくれ、30分ほどで36筆の署名が集まりました。
今年も平和行進の季節となりました。５月６日に北海道の礼文島を出発し、東京上野公園まで歩く東日本コースは、５月18日に札幌入りします。
これに合わせ、豊平区でも13時10分に美園生協前を出発し、白石やまびこ公園までの平和行進を行います。実行委員会では多くの方々の参加を呼びかけています。詳細は次号でお知らせします。
多かった雪も溶け、あちこちでクロッカスが花を咲かせています。原産地は地中海沿岸から小アジアの乾燥した地域です。花を薬用やスパイスとして用いるサフランと同じ仲間ですが、サフランが秋咲くのに対し、クロッカスは早春に咲き、もっぱら観賞用に栽培されます。
球根で増え、花の終わった後細い葉が伸びてきます。花は、黄色、白、紫色、藤色の絞りなど様々で何もない早春の庭を彩ります。寒さに強く、特に手入れをしなくとも毎年きれいな花を咲かせてくれます。
13年04月28日付「豊平区新聞」より