日本共産党豊平区市政相談室長池田ゆみ 池田ゆみのうごき、まちの話題をお伝えします 草の根のとりくみやまちの話題を庶民の目線で伝えたい

池田ゆみからのニュースと話題

Since 2006/10/23
counter

ニュースと話題

原発ゼロに、残暑にめげず1000人が訴え

残暑の厳しい中、8日午後、原発問題全道連絡会(道原発連)と国民大運動北海道実行委員会による「とめよう!なくそう!原発」9・8北海道集会が大通り公園で開催され、1000人が参加しました。

忘れないで、原発事故は終わっていない

9・8北海道集会主催者を代表して、道原発連代表委員のはたやま和也氏(日本共産党衆院北海道比例予定候補)が、「新しくできる原子力規制委員会委員長を独断で決めようとしている野田首相に未来をまかせることはできません。原発ゼロにむけ、ねばり強く闘いましょう」と挨拶しました。

福島県から避難してきている宍戸さんは、「原発事故は取り返しがつきません。今も大量の汚染水が原子炉から流れ出ています。福島ではまだ原発事故が終わっていないことを、どうか忘れないで欲しい」と訴えました。泊原発の地元で活動する原発問題後志住民の会など各団体の代表が決意表明を行い、「原発ゼロで住み続けられる北海道を実現しよう」と訴えました。

思い思いの訴えを手にした参加者思い思いの訴えを手にした参加者

集会の後、参加者は市内中心部をデモ行進し、市民に「原発ゼロ」を訴えました。晴天に恵まれましたが、この日の最高気温は30℃に。豊平区からも多くの方々が参加し、暑さにめげず元気にデモ行進を行いました。

ページ先頭へ


市住家賃減免制度の改悪許すな

B団地でアンケート

市住B団地市住B団地

札幌市の「行財政改革推進プラン」に基づく市営住宅の使用料(家賃)減免制度の見直しが迫ってきました。

住まいの協議会から見直しを妥当とする答申が出され、具体的な値上げ案が出される段階に至っています。

市営住宅の家賃は市議会の決定を経なくても決められることから、値上げをさせないためには、市議会での追及や陳情などを通して市長に働きかけることが必要とされています。

日本共産党豊平区委員会では、今まで、区内の市営住宅でこの問題についてのアンケートをおこなってきましたが、値上げの計画があることを知っていたのは13%ときわめてわずかでした。市営住宅の家賃については、市の都合だけでなく、市営住宅に入っている方々の声も十分に聞くべきです。

区委員会は、この問題についてさらに多くの方々の意見を聞こうと、9日午前、月寒B団地を訪問し、アンケート活動を行いました。

あいにくの強い雨のなかでしたが、8人が参加し、200世帯余りを訪問しアンケートを回収するとともに、この問題について対話し、署名を訴えました。

どのお宅でも、「市営住宅の家賃が安く押さえられ、減免制度もあるからなんとか暮らしていける。年金は減らされ、各種保険料が上がる中で家賃の値上げは困る」との意見が圧倒的でした。区委員会では寄せられたアンケートをもとに、家賃の値上げをやめさせるために頑張ります。

ページ先頭へ


進む新自由主義教育改革(前号からの続き)

教育基本法改悪で進む介入

日本国憲法と旧教育基本法では、子どもの成長発達に不可欠な学習を権利として位置づけ、教育に対する国家の介入を禁じ、直接教育にたずさわる教師には専門的職能的自由が与えられるとしていた。しかし、2006年に教育基本法が改悪され、国家による不当な支配は、各種通達による学校支配、学力テストの実施と進められ、大阪では3年連続定員割れの学校は廃校と、教育経費削減の方向にまで進んでいる。

教員間の主従関係は免許更新制度、教育職の多層化で一層すすみ、現場の先生方は何が起こっているかわからない、まるで洗濯機の中で回されているような状態です。

大切な地域からの教育づくり

しかし、新自由主義に基づく教育改革の一つとして進められてきた学校選択制は、保守系議員の「有名校にみんな行ってしまうと地元の祭りができない」と、相次いでとりやめの方向に。エリートを早期に選抜するというもくろみも、「わが子だけはなんとしても」という親心からの高い大学進学率にはばまれている。 競争をあおる学力テストも文科省の命令では実施できず、データ提供はあくまで任意となっている。学力テストの結果をもとに学校に結果責任を課すという施策もとれなくなっている。世界でも、新自由主義に基づく教育で成功したというデータはない。

こうした中で、今私たちがなすべきことは、外からの教育改革ではなく、内からの改革が必要である。地域の優れた教育実践から、こういうことが必要と発信していくことが必要。今、地域の子供たちの教育がないがしろにされている。地域の教育は地域の一次産業、二次産業と連動している。地域の経済政策づくりと連動している。地域に生まれ、育ち、生きていく子供達に焦点を当てた教育政策が大切である。

ページ先頭へ


残暑の一コマ

望月寒川の濁流 9日は札幌でも、未明から強い雨が降りました。地区委員会前を流れる望月寒川もこの日は泥水が渦を巻いていました。

ページ先頭へ

エンゼルトランペット

エンゼルトランペット 名前のとおり、香りの良いラッパ状の大きな花をたくさんつけます。別名キダチチョウセンアサガオ。木本性のチョウセンアサガオということ。

人の背丈を超すようなものも見られますが、札幌では野外では越冬できないので、冬場は鉢上げして室内で育てます。

江戸時代の外科医、華岡青州はチョウセンアサガオ(曼陀羅華)から麻酔薬を作り、世界に先駆け麻酔による外科手術を行いました。

チョウセンアサガオに含まれる毒物がもたらす神経錯乱作用を利用したものですがその実験台となった母と妻は悲惨な結末に。エンゼルトランペットにも同様の毒物が含まれています。誤って食べれば天使のお迎えを受けることになります。

ページ先頭へ

12年09月16日付「豊平区新聞」より