日本共産党豊平区市政相談室長池田ゆみ 池田ゆみのうごき、まちの話題をお伝えします 草の根のとりくみやまちの話題を庶民の目線で伝えたい

池田ゆみからのニュースと話題

Since 2006/10/23
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ニュースと話題

大震災・福島原発事故から1年

2000人が集会とデモで訴え

東日本大震災から1周年の11日午前、大通り公園で「東日本大震災・福島原発事故から1年、早期復興!なくそう原発!許すな再稼働!3.11北海道集会」が開催されました。この集会は脚本家の倉本聡氏や作家の雨宮処凛さんなどが呼びかけ人となっている「さよなら原発1000万人アクション北海道実行委員会」が主催したものです。会場は、各種団体からの参加者とともに一般参加者も加わり2000人を超す人々であふれました。

2000人を超える参加者で埋まった会場
2000人を超える参加者で埋まった会場

集会では、全員で黙とうのあと、3名の呼びかけ人から訴えがなされました。

日本は原発をつくってはならない所

小野有五・北大名誉教授(地球、環境科学)

泊原発は30年前につくられた。当時は日本が四つのプレートがぶつかる危険な場所にあることはわかっていなかった。本来、日本は原発のような危険なものをつくってはならない所である。奥尻島を襲った北海道南西沖地震も少しズレていれば泊原発を襲った可能性がある。泊原発が今の福島原発の様になっていたかもしれない。福島原発では今も放射能がまき散らされている。「泊原発を止めろ、大間原発をつくらせない」と多くの人々に訴えて欲しい。

原発をなくすことは子供たちへの責任

西尾正道・国立北海道がんセンター院長

泊村ではガンによる死亡率が北海道平均の2倍と一番高い。二番目は岩内町である。放射線の影響があるのではないかと思われます。低線量被爆の影響は子孫に引き継がれていきます。このことは人類としての見識であり、原発をなくすことは子供達に対する責任でもある。原子炉建屋の中は配管の森です。地震で配管が壊れたら、原子炉を制御するコンピューターの基盤が壊れたら等など、危険がいっぱいです。原発からの決別を呼びかけたい。

再生可能エネルギー豊富な北海道

麻田信二・道生協連会長理事

私は道庁で長年、食の安全と安心にかかわる行政に携わってきました。食料自給率40%を切った日本にとって、北海道は大切な食料基地です。もし泊で事故が起きたら、大間で事故が起きたら、北海道の農林水産業はもとより観光まで全滅してしまいます。北海道は日照時間が長い、水資源、森林資源が豊富であるなど再生可能エネルギーに恵まれています。これらを活用すれば道外に電気を売る事もできます。先日、デンマークの大使が酪農学園大を訪れ、デンマークのエネルギー事情について話をしました。デンマークのエネルギー自給率は現在150%、そのうち1/3を風力やバイオガス発電でまかなっています。現在日本のエネルギー自給率は20%、北海道はデンマークより資源は豊富です。北海道から原発をなくせば、安全だと観光客も増え元気な北海道になります。

訴える酪農家の斎藤さん訴える酪農家の斎藤さん

泊原発のある後志からの報告として、喜茂別で100%牧草自給の酪農とチーズ作りを営んでいる斉藤さんは「原発事故は持続可能な農業を否定してしまう。原発は大地を汚染し、絆を断ち切ってしまう。大切な大地を汚染させないために『さようなら原発』が必要」と訴えました。

池田ゆみさんら豊平区からの参加者池田ゆみさんら豊平区からの参加者

集会のあと、参加者はデモ行進に移り、町ゆく人々に「原発なくせ」と「被災者救援・復興」を訴えました。

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4月にも4000円値上げ案が

市営住宅減免世帯使用料

札幌市は、「行財政改革推進プラン」のもとに、保育料の値上げや児童クラブ利用料の有料化など市民生活に直結する利用料の値上げを進め、総額で53億円もの市民負担を押し付けようとしています。

市営住宅使用料も、減免世帯の使用料を見直すことを「札幌市住まいの協議会」に諮問、4月中旬に決定される答申を待って、見直し案がまとまる模様です。「プラン」によると、平均4000円(月)と大幅な値上げが見込まれています。

市は、これらの値上げの理由として、「他の制令都市並にする」としていますが、札幌市民の所得は1996年から2008年の間に44万円も減っています。来年度からは、介護保険料、後期高齢者医療保険料など各種保険料が値上げ、一方で年金は切り下げです。この上、使用料の値上げでは、ただでさえ苦しい減免世帯の生活は一層苦しくなります。

市は、入居者の生活実態に配慮し、値上げを見合わせるべきです。


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家賃減免の縮小はすべきでない

市議会予算委員会で宮川市議

月寒の市営住宅月寒の市営住宅

白石の姉妹孤立死事件に象徴されるように、いまの政治の重要課題のひとつが、貧困・孤立対策だとして、共産党の宮川議員は市営住宅家賃減免制度の縮小問題(使用料値上げ)をとりあげました。

宮川議員は「市営住宅入居者の貧困化・所得の低下があるのではないか。家賃の減免世帯・減免金額は増えていないのか、家賃の滞納額も増えているのか」と質問しました。

浦屋住宅担当部長は「家賃の減免金額も、減免世帯も増えているが、滞納額は減っている」と答弁。

宮川議員は「家賃の減免世帯・減免金額は増えているが、滞納額は増えていないということは、所得が減少していく中、減免制度がうまく機能しているということだ。しかし行財政改革推進プランで家賃減免の縮小を行なって、現在の平均6450 円を10690 円に引き上げれば、低所得者からの負担強化(4億円)になるから、滞納する世帯が出てきて、調停になる入居者が増えるのではないか」と質しました。

浦屋住宅担当部長は「調停になる入居者が増えるかどうかは把握できない」と答弁。

宮川議員は「家賃を滞納して調停するというのは強制退去の一歩手前。退去させられた人が、他に住めるところがあるでしょうか。家賃を取り立てるだけでなく、調停・退去になる前に手を打つことが重要だ、それが都市局の役割ではないのか。貧困が広がり、深刻化している中で『4億円確保ありき』で家賃減免の縮小をすべきではない!」と迫りました。

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バンクスマツ

バンクスマツ

北海道では外国産のマツが多く植えられています。

バンクスマツもその一つ。北アメリカの痩せ地や乾燥地に生えています。

松ぼっくりは、やや細長い形をしています。松ぼっくりは2年かかって成熟しますが、傘はなかなか開きません。原産地では山火事にあうと開いて種が落ちるそうです。

松ぼっくりも長い間枝に付いたままでなかなか落ちません。枝には新しい松ぼっくりと古いものが同居しています。

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12年03月18日付「豊平区新聞」より