日本共産党豊平区市政相談室長池田ゆみ 池田ゆみのうごき、まちの話題をお伝えします 草の根のとりくみやまちの話題を庶民の目線で伝えたい

池田ゆみからのニュースと話題

Since 2006/10/23
counter

ニュースと話題

泊原発プルサーマルは凍結を

共産党宮川市議に上田市長答弁

6月9日から開催されている第2回札幌市定例議会。16日、日本共産党の宮川市議が代表質問を行い、泊原発への対応、介護保険問題等について追求しました。

プルサーマル凍結 「関係機関に申し入れる」

泊原発プルサーマル計画

原発から撤退を 泊原発は札幌からわずか70km。事故が起これば札幌も影響を受けます。北電は、泊3号機でウランにプルトニウムを混ぜて燃やすプルサーマル計画の申請を行い、経済産業省は昨年これを許可しました。今年5月には、北電はウラン・プルトニウム混合燃料の検査を申請しました。

プルトニウムは原発から出るきわめて毒性の強い放射性物質で、骨や肝臓に沈着しやすく長い間放射線を出し続け人体組織を破壊します。原爆の材料にもなります。原発を運転すると危険なプルトニウムが溜まってきます。これを再利用しようというのがプルサーマル計画ですが、危険な原発をさらに危険にするものです。原発からの撤退、自然エネルギーへの転換が求められている時にプルサーマルの実行は許されません。

宮川市議福島原発事故を受け、泊原発は大丈夫かと心配する声があがっています。宮川市議は、上田市長に対し、「泊原発のプルサーマル計画反対を明らかにし、関係機関に訴えるべきでは」と迫りました。これに対し市長は「これまで絶対安全と言われてきたものが、決してそうではないとわかった。プルサーマルについては、市民から多くの不安の声が出されており、凍結すべきと考える」と答弁し、関係機関に申し入れる意向を示しました。

介護保険滞納者に対する給付制限見なおしを

札幌市では介護保険料の納付が1年滞ると、介護を受けた場合いったん全額を払って、後日、9割の給付を受ける仕組みになっています。こうなると、全額を用意できないと必要な介護も受けられなくなります。また、2年滞納すると、利用料が1割から3割に引き上げられ、ますます介護が受けづらくなります。5月現在、要介護あるいは要支援の認定を受けていながら、こうした給付制限を受けている人は136人にものぼります。このうち介護保険を利用しているのはわずか26人にすぎません。

宮川市議は、こうした給付制限を受けていることで必要な介護を受けられない実態を示し、滞納者に対する給付制限をやめるよう求めました。これに対し、生島副市長は給付制限は負担の公平性の観点から制度上必要」と答えました。

宮川市議は「年金が少なくて保険料を払えない人は介護を受けられなくてもしかたないと言う考えか。必要な介護を受けることは基本的人権だ」として、見直しを迫りました。

ページ先頭へ


平岸で原発アンケート

97%が原発政策転換を

原発廃止署名活動6月17日、日本共産党平岸南支部では「原発賛否のアンケート活動」と廃止署名活動を南平岸駅前でおこないました。

幼児を抱っこしたお母さん、二人づれの青年など、次々にアンケートに答えてくれました。

原発賛否のアンケート約1時間の短い調査でしたが、70人を超える方々がアンケートに応じてくれました。

結果は、原発廃止が74%、減らすべきの23%を加えると97%が原発政策の転換に賛成という結果になりました。最近の世論調査(原発の廃炉を望む=82%「道新」)より積極的な反応がありました。

「平岸から原発反対の声を、さらに高めたい」と、党平岸南支部の人たちは話しています。

ページ先頭へ


気仙沼で救援・復興支援

地区委員会から気仙沼に派遣した救援・復興ボランティアの活動について、前号に引き続きお知らせします。

強烈な異臭の中での仕事

気仙沼の被災地

気仙沼に着いた2日と3日目は、津波にあい辛うじて建物が残った党気仙沼市委員会事務所の泥出しの作業を行ないました。

事務所のまわりや床下には、海底のヘドロや魚などが運び込まれ、それが腐敗して吐き気がする強烈な匂いを発します。そのため消臭マスクをしながらの作業です。

30分作業して小休止、そういうペースでしなければ、できないくらい大変な仕事でした。

私たちの小さな援助が被災者の復興する力に

4日と5日目は、港のそばにある食堂の泥出しと清掃作業を行ないました。

食堂は漁師と港で働く人が利用しており、津波は2階の天井まで達し、1階部分は数波の津波によって泥だらけとなり泥が何層にもなっていました。

80歳の女性店主は、私たちの作業によって泥だらけだった家が少しずつ綺麗になって行くのを見て顔の表情が明るくなり、昼食休憩の時には、子どもの頃に北海道の幾春別(三笠市)に住んでいた時の生活体験を懐かしそうに話してくれました。

気仙沼の被災地

店主は「泥だらけの家を見てしばらく何もやる気がしなかった」と話していました。

食堂の再開には多くの困難があり無理かも知れませんが、店主自ら雑巾を持って拭きはじめたことに、困難はあるけど前向きに生きようとする被災者の姿に触れ、必ず復興はできることを確信しました。

私たちは勇気づけられボランティアに来たことに喜びを感じました。

今後救援・復興支援の活動の発展が求められている

震災ボランティアに参加しませんか

次の日程で第2次、第3次のボランティア(各4人)を宮城県気仙沼市に派遣します。

  • ■第2次 7月12日〜17日
  • ■第3次 8月17日〜23日

内容などの問い合わせは地区委員会までご連絡を。

電話:831-1909

男性は最初から最後まで泥出しと清掃作業でしたが、引き続きこの作業は必要です。

いま壊れた家を片付け、改修して住みたい人、避難所から出たいという人、商売を再開したい人が増えてきているなど、被災者の要望も多様になってきています。

今回から被災地住民を訪ね、住民の様々な要望や意見などを聞く「アンケート・御用聞き」活動にとりくみましたが、今後このような活動がもっと大事になってきます。また被災者の要望に合った支援物資の援助も求められています。

ぜひ、気仙沼市へのボランティア活動に参加を呼びかけます。

(池田)

ページ先頭へ

アカクローバ(むらさきつめくさ)

むらさきつめくさ 明治の初めに牧草としてヨーロッパから北海道に導入されたもの。今では牧草地から逸脱し、道路脇や公園、荒地などいたるところで見られます。シロクローバと違って地面を這うことなく、茎が立ち上がって花を咲かせます。

花の基部に蜜があり、花を取って吸ってみると甘い味がします。マメ科の重要な牧草で、羊ヶ丘の北海道農業研究センターでは日本に適した優れた品種を開発しています。

ページ先頭へ

11年06月26日付「豊平区新聞」より