白石区にある原爆資料展示館に行ってきました(新婦人豊平支部平和部の取り組み)。
「現在地球上のすべての人を何度も殺せる原爆があり、アメリカもロシアも発射ボタンの前に兵士が待機している状況が今もあります。相互に使ったら地球が破滅してしまう」「私は戦争という文字に(ころしあい)とふりがなを付けてほしい。」――被爆者の脇神さんの思いがこもった言葉が心に残りました。
小中学校や高校の利用が多く、感想文や折り鶴などの展示もあり、うれしい思いになりました。しかし一般にはまだこの資料館が知られていない状況もあるのではないでしょうか。
語り部の皆さんが少なくなり、「お手伝いをしてくれる方を探しています」と脇神さんが話しておられました。
施設の建替えの時期もきているそうです。
資料館に行って被爆者の方の話を聞き、平和への思いを新たに感じてくることも大切ですが、この貴重な資料と被爆者の方の思いや体験を守り広げる運動の大切さも強く感じました
10年10月24日付「豊平区新聞」より