「しんぶん赤旗」日刊紙での新シリーズ「国民皆保険 再生の道」を胸が詰まる思いで読んでいます。
人ごとではなく、身近に相談にこられる方の中にも、お金がなくて医療にかかれない方が増えています。
先日、相談にこられた方も、会社の健康診断で心臓と肺の再検査を言われているのに、「病院で払うお金が無いから行ってない」「悪いと診断するなら最後まで面倒見てほしい」「病院にいっても検査ばっかりで金ばっかりかかる」と不満を漏らしていました。
がんばって働いても12、13万の賃金で暮らしていくのが精一杯。医療費を捻出することが出来ないのが現状です。経済的な理由で受診が遅れて死亡した方が09年1年間で47人。
いったいなんのための国民皆保険制度なのかと怒りを感じます。
いよいよ迫ってきた参院選挙。お金が無くて医療にかかれず命を落とすことが無いように、「くらし、命を守る選挙」としていきましょう。
10年05月30日付「豊平区新聞」より