日本共産党豊平区市政相談室長池田ゆみ 信条と素顔を知っていただきたい 「はぐくみレポート」

池田ゆみの活動報告とエッセイ

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はぐくみレポート

多喜二祭に参加して

歌曲を歌う清水紫さん

小樽の小林多喜二祭に参加しました。

平岸在住のオペラ歌手の清水紫さんの多喜二の虐殺とお母さんの悲しみをうたった歌「赤き花燃ゆ」に感動し、その後の講演では小樽商大教授の荻野富士夫さんのお話しを聴きました。

講演のテーマは“「世界を思う心」と「女を思う心」〜『小林多喜二の手紙』〜”と一風変わったテーマです。

多喜二がタキさんに送った手紙や多喜二の日記を追いながら、多喜二がタキさんとの関係をはぐくみながら、人として成長していく様子を浮き彫りにした話です。その時代背景を感じながら、多喜二が普通に悩んで青春時代を過ごし成長してきたことに親しみを感じました。

「タキを思う心を通して、先にいる多くの女性達を案じ、愛する思いと社会変革が共に実現できる社会をめざしていた」と荻野先生は話を結ばれました。その言葉に多喜二の人の暮らしを守り平和を望む思いが見えたようでした。

10年02月28日付「豊平区新聞」より