「申し訳ありません。返す見込みのない方にはお貸しできないんです」「この状況では保護の申請はむずかしいです」…。保護課でも福祉資金の貸付でもむずかしいと言われ八方ふさがりです…。
「いったいどうしたらいいのでしょう？」と問うと「そうですねー。こちらも決まっているものですから」とすまなそうな返答です。「この世は、お金がないと生活が守られないのか」と憤りを感じます。
人によって様々な生き方、条件や環境の違いがあるのに、制度の基準に合わないと対象からはずされてしまうのです。基準に合うように生活スタイルを変え、あきらめなければいけないのが実態です。
「国からお金出してもらうのだからしかたがないでしょう」と言う意見もあるけれど、お金のあるなしで生き方を決められるなんておかしいと思いませんか。憲法ではそのようには書いていないはずです。
施しのような福祉制度はやめて人の命や生きることへ本格的に支援できる社会福祉制度に変えなければと切実に感じます。
「憲法が活かされる政治に」。みなさん一緒に頑張りましょう。
08年12月21日付「豊平区新聞」より