日本共産党豊平区市政相談室長池田ゆみ 信条と素顔を知っていただきたい 「はぐくみレポート」

池田ゆみの活動報告とエッセイ

Since 2006/10/23
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はぐくみレポート

生きていく幸せ守るために(No.76)

「私は、5歳のときに親に行商人に150円で売られたんです」と自分の生い立ちを話始めたMさん。

私には想像しがたい苦労を重ね、75歳をむかえ「自分にとって、何からも束縛されず、解放され、今が一番幸せです」と優しく微笑む姿に胸が詰まりました。  

不幸な環境のなかでも、その環境を受け入れ必死に人として自分の成長を望み頑張って生き抜いてきた姿に、尊敬の念が自然と湧いてきます。

どんな本を読むよりも私を励まし、気持ちをシャンとさせてくれたお話でした。

わたしも共産党に入党して今年で29年になりますが、Mさんとの出会いは、共産党だからこその出会いだと感じます。あらためて共産党でよかったと実感しています。

それにしても、「今が一番幸せ」と感じているMさん、そして戦前・戦後と苦労して生きてきた方たちをさらに苦しめる、「後期高齢者医療制度」が4月から実施されようとしています。

苦労に苦労を重ねてきたMさんのこれからの幸せを奪うなんて許せません。

いのちを年齢で差別するこの後期高齢者医療制度に「戦争で苦労してきたのに、今度は早く死ねということか!」と怒りの声が広がっています。

後期高齢者医療制度の中止・撤回の運動は生きていく幸せを守るたたかいです。

なんとしても4月実施を中止・撤回させるために、制度の内容を知って、知らせて反対の声を広げ力を合わせましょう。

08年02月10日付「豊平区新聞」より