日本共産党豊平区市政相談室長池田ゆみ 池田ゆみのうごき、まちの話題をお伝えします 草の根のとりくみやまちの話題を庶民の目線で伝えたい

池田ゆみからのニュースと話題

Since 2006/10/23
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ニュースと話題

障害者の社会参加に逆行

交通費助成削らないで

札幌市議会陳情の趣旨説明

質問する岩村議員
質問する共産党の岩村議員

札幌市議会厚生委員会で10日、市が進める「障がい者交通費助成制度」見直しに対する陳情5件の初審査があり、代表7人が陳情の趣旨説明をしました。

「障がい者の生存権にかかわる重大問題。支えて頑張っている施設、家族や支援者にとっても死活問題だ」だと強調する交通権を考える連絡協議会の後藤昌男会長。「見直し案は障がい者の社会参加に逆行するものであり、我慢を強いる内容。理念が間違っているのだから白紙に戻すべきだ」と強く主張しました。

精神障がい者回復クラブすみれ会・宮岸真澄理事長は「交通費助成は、障がい者が社会参加するきっかけではなく、支えそのもの。福祉乗車証は市民、障がい者として『あずましく』生きていくことの支え。取り上げないでほしい」

精神障がい者の配川淳子さんは「福祉予算を削るのはやめてください。健常者と障がい者が同じ生活ができる社会を作ってほしい。みんなと同じに映画を見たいし、買い物もしたいけど、交通費をかけてまではいけません」と訴えました。

傍聴者
傍聴に詰めかけたみなさん

岩村よね子厚生委員会副委員長(日本共産党)は、見直し案により、利用者6万6千人のうち、精神障がい3級の人は改善されるが、6万人を超える圧倒的多数の障がい者にとっては制度改悪になると指摘。「多くの人たちの『制度を後退させてほしくない』という願いにかけ離れている。見直しはボタンの掛け違いであり、白紙撤回しかない」と迫りました。 

中田副市長は「制度を継続していくことがもっとも大切なことであり、そのような観点で新たな制度を構築していきたい。制度を考えているところなので白紙撤回はない」と答えました。

岩村市議は「どの陳情も白紙撤回してほしいといっている。見直し案は市長の公約違反であり、市の障がい者福祉計画にも大きくはずれている。陳情者の意見をくみあげ、その後ろにいる6万人の声を受け止め、今の制度が後退しないようにすべきだ」と重ねて求めました。

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「家庭ごみ有料化」が特別委員会で可決

自民、民主、公明、市民ネット、維新

宮川幹事長が談話を発表

札幌市議会は、9日午後の議案審議特別委員会で「家庭ごみの有料化」の提案を可決しました。日本共産党と改革クラブが反対しましたが、自民、民主など5会派が賛成し可決しました。このことについて、党市議団の宮川潤幹事長は以下の談話を発表しました。

党市議団は、一貫してごみ有料化に反対する論陣をはってきました。

負担増に苦しむ市民の声を代弁して訴えるとともに、理論的も有料化ではごみは減らないことを明らかにし拡大生産者責任の実行と、分別・リサイクルを市民との共同で進めることこそ、ごみ減量と地球環境を守る道だと主張してきました。

市は、最初「有料化は、ごみの減量に有効かどうかという視点から検討」と「有料化」を正面に掲げていましたが、党市議団が有料化の矛盾を厳しく追及する論戦を展開しました。

その後、市は「有料化は減量のための経済的動機付け」、「減量策と同時に有料化することで効果が上がる」と有料化の位置づけを低め、今回の委員会では、「有料化だけでは減量しない、したとしてもリバウンドする。共産党の言い分とそう違いはない」というところまで、論戦で追い詰めることができました。

その結果、市は、生ごみ、紙ごみの分別やごみステーション対策等を具体化して提案してきました。

議会陳情や署名で運動を進めていただいたみなさんにあらためて感謝申し上げます。

これからも、後期高齢者医療制度や障がい者交通費助成制度など問題が山積みです。

議会で全力をつくすとともに、市民運動と大きな党をつくる事こそ、暮らしを守る最大の力という立場で奮闘します。

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振り込めサギが来た!

〜Kさんの体験〜

Kさんから原稿が届きました。振り込めサギの体験談です。いつだれの家にかかってくるかわからない身近な問題です。参考になりますね。

先日振り込めサギと思われる電話がありました。そのやりとり・・・。

プルルル・・・・

豊平区の社会保険事務局です、○○さんですか?

ハイ

○○××さんですね。(名前を正しく言っている、もっともらしい)

過去5年間の医療費の払い戻しをお知らせするハガキが届いていたと思いますが?

ハア?(そんなの覚えないな? 豊平に社会保険事務所はないはず、医療費は国保だから市役所のはず? 怪しい)

○○さんからは、期限が過ぎてもご返答がなかったので、お電話差し上げたのですが

エエ?(期限過ぎた? しまった、還付金を受け取れないか? 貧乏根性が出てくる。でも、そんなに医者にかかってないぞ? 怪しい)

あなたはどこのなんという方ですか、事務所はどこにありますか?

豊平区の社会保険事務局の田中と言います。事務所は、豊平区の豊平市にあります。(背後には、事務所のようなざわめきと、同じような電話をしている声が聞こえる)

豊平市なんてないですよ。(さて、次はなんと言ってくるか、と思ったら、ガチャン、 残念!)

医療費が返ってくると言われれば、つい本気になってしまう。氏名を正しく読んでいるところを見ると何らかの名簿をもとにしているようだ。

一人ではなく、幾人かでやっている。豊平市などと言うところを見ると、道外からかけているようだ。甘い話には要注意。

(K)

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08年06月15日付「豊平区新聞」より