二十歳になる長男が、仲間や親戚のみなさんに祝福され結婚式を挙げました。
どんな結婚式になるのか心配でしたが、若さあふれる実行委員会のみなさんによる温かい手作りの結婚式でした。実行委員会のみなさんのがんばりに「日本の将来も捨てたものではないなぁー」とうれしくなる結婚式でした。
まだまだ子どもだと思っていたわが子が、仲間の中で大きく成長していたことを実感しました。そして「こんなふうに親から離れていくんだな」と、少し寂しさも感じます。
振り返ると、共働き夫婦のもとに生まれ寂しい思いもさせてきたこと、体が弱くて何度も入院したことなどなど、たくさんのことが思い出されます。
私が働き続けてこられたのも、息子のがんばりがあったからなのだとも感じています。また息子の入院のたびに、私たち夫婦を支えてくれた職場や仲間のみなさん、夫の両親と私の両親に感謝の気持ちでいっぱいです。
人が育つということにはたくさんの人との関わりがあることを改めて実感した結婚式でした。
人生のパートナーを見つけ、二人で歩き出した息子夫婦に、人とのつながりを大切に、しっかりと生きていってほしいと心から願っています。
そして、結婚式で感じた若い人たちの優しさや勇気、懸命さがいかされる社会じゃなければ! とも思いました。
そのためにも、みなさんいっしょにがんばりましょう。
07年11月18日付「豊平区新聞」より